昨日の日経平均は朝から大きく上げました。

一気に15600円台に乗せ、相場に熱気が感じられるようになってきました。

現在のところ、先物主導の思惑相場の色が濃いのは事実ですが、

「サマーラリー(夏相場)」、「大相場の予感」と言った声も聞かれ始めました。

為替が動き、出来高が膨らんでくれば、いよいよ16000円にトライとなるでしょう。

日本市場の上昇には秋以降への政策期待があります。

私がメルマガなどでずっと申し上げてきた内閣改造をめぐる鞘当てが始まり、

GPIFや追加緩和といった「実弾投入」に加え、

各種の政策的な「玉」の噂が永田町や霞ヶ関を駆け巡っています。

官庁街や議員会館を歩いていると、この熱気がよくわかります。

地方から出てきたとおぼしき、大陳情団が押すな押すなの大盛況です。

先週、メルマガに書いた「あの噂」が波及した結果、

「秋からとんでもないことになる」と、ホクホク顔の人々が群れをなしています。

(いつもながら、政治部の記者は経済を知らず、

経済部記者は現場を知らないので、新聞記事の内容はかなりトンチンカンですが)

ただし、ここから先はやはり、先述したように「為替」と「出来高」次第です。

為替(ドル円)の膠着は、日米の政治的綱引きと妥協の産物ですので、

政策的な均衡が破れれば、どちらかに大きく動きます。

それが上に行くか、下に行くかは、予測の範囲を超えていますので、

まともな人はこの「丁半博打」で大きくポジションをとることはないでしょう。

また、「米国の株高」は、この株価位置そのものが「リスク」と見なされつつあります。

ふたたび「根拠なき熱狂」といった言葉が囁かれていますが、

米国経済の自律的な回復以上に、政策的な上げ底で株価を押し上げた「無理」が、

いつか何かのはずみに噴出するのではないかと、多くのプレーヤーが疑心暗鬼になっています。

この不安がある限り、目先の上昇に乗れない方がほとんどだと思います。

その意味では、今週末(8月1日)の米国雇用統計が転機となる可能性が高いです。

ここで大きなネガティブ・サプライズがなければ、

米国の株高は、当面、維持されるでしょうし、

ドル円は「米国利上げ」の思惑にそってマイルドに円安に向かうか、悪くても維持でしょう。

アルゼンチンのデフォルトや、中国の権力闘争も気がかりではありますが、

当面、米国が崩れなければ、来週の日経平均はいよいよ次のステージに移るのではないでしょうか。

そして、その先に、私が以前から申し上げてきたチャンスがあると考えています。

(具体的なエントリー・ポイントは、次号(15号8月3日発行)のメルマガで分析します)

もし、ネガティブ・サプライズで、円安、米国株安に進んだとしても、

それはそれでチャンス到来です。

上であれ、下であれ、どちらにも儲けるチャンスがあるのが株式投資です。

いつになるか、どこになるかはわかりませんが、チャンスは必ず来るものです。

8月相場、面白くなってきました。

動きを良く見極め、「安心、安全、堅実」なチャンスを確実に取りに行きましょう。

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