「3月相場」は天国か、地獄か。
先週末の日経平均は小反落をしており、
21500円で押し返された形になりましたが、
週を通じてしっかりとした動きをみせ、
大きく崩れる雰囲気もみられませんでした。
前号メルマガ(第253号:2月24日)で述べた通り、
日本独自の要因で上昇圧力が生じていますから、
世界情勢が極端に悪化することがない限り、
日経平均は下支えされている状況です。
とはいえ、薄商いの「閑散相場」です。
「米中協議」が好転することへの期待と、
米中、英欧、米国政局などへの不安が交錯し、
上にも下にも行きづらい状況となっており、
多くの投資家が情勢が確定するのを待ち、
売買ポジションを決めかねている状況です。
要人発言の一発で世界経済はその根幹から、
天国から地獄へと、あるいはまたその逆方向に、
一瞬で動くというセンシティブな状況のまま、
「3月相場」を迎えようとしているところです。
3月1日の交渉期限が近づく「米中協議」について、
トランプ大統領が妥結への強い意志を見せており、
これが市場に一定の安心をもたらしていますが、
トランプ政権内、とりわけ交渉担当者との間に、
深刻な軋轢と不協和音も聞こえてきており、
このまま妥結するにせよしないにせよ、
思わぬ波乱の展開もあり得るところです。
「3月相場」が天国になるか地獄になるかは、
前号メルマガで重要ポイントを書きましたが、
米国、中国、英国、EU、そして日本と、
どの国の政府のどの指導者にとっても、
結末を「予測」できる人は完全に皆無です。
このブログやメルマガの当初からのテーマである、
「「予測」は必ず外れる構造になっている」
(例えば、2014年4月28日の記事)
という相場のコンセプトはトランプ政権下で、
なお一層、その傾向を強めています。
また、最近のメルマガでも言及していますが、
昨年後半あたりからAIの爆発的な進化・普及で、
相場の傾向に大きな変化が生じつつあることも、
この傾向に拍車をかけているともいえます。
これまた繰り返し強調してきた通り、
刻々と動く情勢を「予測」するのではなく、
刻々と動く情勢に「対応」する投資家のほうが、
より長く生き残り、大きな富を掴むと肝に銘じ、
「3月相場」への準備をすべきかと思われます。
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※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
時鳥様
今日は御礼を申し上げたくコメントさせていただきます。
特典2と、購読させていただいた2014年度バックナンバーを熟読し、年始よりたったの7週間でなんと78%資金を殖やす事ができました。
これもみな時鳥様のおかげです。自分が発見した先物のある特徴も、時鳥様のメルマガのおかげで裏付けが取れ自信を持って取引出来たこともこの成績の一つの要因です。
ただしこの結果に浮かれることなく、臆病になるくらいに用心深くこれからも取引を続けていこうと思っています。
本当に有難うございます。大変忙しいとは思いますが、お体に気をつけて、今後もメルマガの継続をお願いいたします。
時鳥様の夢の一助になれるよう私も頑張ってまいります。