異常な相場環境と「8月相場」。
先週の日経平均は下落。
一時的な上昇はありましたが、
さすがに前週の上昇分が大きく、
異常な「株高」水準だったため、
利益確定の売りに押されました。
本来ならばどの水準にあるべきか、
前号メルマガ(第589号:8月3日)で、
「居心地のいい水準」をお示しして、
考察しているところでありますが、
異常な相場環境が続かない限り、
異常な「株高」を維持するのは、
だんだん難しくなってきます。
もっとも、現在の相場環境は、
トランプ政権の政策を中心に、
異常であり続けているわけで、
それがこの大きな市場の振幅に、
あらわれているわけですが、
無理を重ねての「株高」が、
持続するかどうかという点も、
気にかけておきたいところです。
先週末の米国雇用統計の数値が、
何を意味するのかという点を、
前号メルマガで考察しましたが、
「関税」政策の遂行によって、
景気の後退やインフレの昂進が、
明らかになってくるようであれば、
株式市場にも影響は出てきます。
なかなかひと筋縄ではいかない、
「8月相場」になりそうであります。
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