トランプ大統領、アジア歴訪の「本番(メイン)」。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は小さく反落。
あれほどの暴騰劇の翌日ですから、
利確の動きが広がるのも無理はないところです。
しかしながら反落したとはいえ、
前場でそれなりに下がっていましたが、
後場ではジリジリと買い戻す動きが広がって、
引けにかけては前日の終値に近接しています。
これは政府による株価維持出動ではなく、
海外勢による買いが中心とみられていますから、
やはり「先高感」は継続しているといえましょう。
為替がやや円高気味に推移してもこれです。
日本企業の「稼ぐ力」はさらに伸びており、
政府が準備する「玉」とあいまって、
日経平均の「底力」は様変わりしています。
さて。
日本メディアが大騒ぎしたトランプ氏のアジア歴訪は、
いよいよ「本番(メイン)」である中国へ。
リラックスできた日本訪問で友好親善をアピールし、
途上の経由地である韓国で一泊した上で、
「世界皇帝」を目指す習近平氏とサシで会談です。
米中両国は経済的には緊密に結びつきつつも、
通商・貿易・通貨の点で大きな摩擦を抱え、
軍事的には鋭く対峙しつつあります。
今、世界全体が安定するかどうかは、
米中両国の関係が良好かどうかがまずあり、
そこにロシアなど絡んできて決まりますが、
今、トランプ氏が頭を悩ませる北朝鮮情勢も、
貿易赤字や米国内の雇用拡大も、
つまるところは「対中関係」の問題です。
したがって、米中首脳間で何が話し合われ、
どんなメッセージが出されるかのよって、
年末年始にかけての「地政学リスク」も、
今後の米国バブルの方向性も、
大きな影響を受けるといえます。
無論、裏方の「玄人」のシナリオ通りにやれば、
中国訪問は無難なものに終始するとみられ、
市場には安心材料となるという見解が大勢ですが、
トランプ氏は往々にして「不規則発言」を多発します。
また、今年4月の習氏が米国を訪問した時には、
「シリア空爆」という肘鉄を一発くらわせましたが、
「朝鮮半島危機」後の主導権をめぐって米中が、
どんな駆け引きを始めるかは見通せません。
依然として「注意報」が継続しているというのは、
こうした危険が払拭し切れないからです。
日経平均の今後には明るい兆しが出ていますが、
今後、「冷や水」を喰らわせられないかどうかは、
トランプ訪中で何が出てくるかを見極め、
次号メルマガ(第186号:11月12日)で分析する予定です。
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