6月6日、米国雇用統計で
今週は日米ともに株価が絶好調です。
米国株は歴史的高値圏にあり、日本株はスピード違反で上昇中。
ことに日経平均の上昇は凄まじく、25D乖離率が+5%に差し掛かりつつあります。
前号のメルマガ(6号:6月1日発行)で述べたように、
私は、日経平均は今週中に短期的な天井をつける可能性が高いと考えています。
昨日の日経平均は高値15091.49円を記録。そろそろ、いい感じです。
昨日、私は、日経225先物が寄り付き直後に15100円をつけた後、
なかなか高値を抜けずにもたついたのを見て、15090円で売り玉を拾いました。
その後、何度か最高値15100円を目指したものの、ことごとくその手前で押し戻され、
引けにかけてはまた15000円レベルまで下落。
ナイトセッションでは14900円台まで下がり、だいぶ利が乗りました。
このあたりの経緯はツイッターで逐一リアルタイム実況中継していますので、
仕事の間にこっそり覗いておられた方も多いようですね。
ただ、昨夜の円安進行を受けて、NYダウの下落にもかかわらず、
本日の日経平均は再度、高値トライをする可能性があります。
(NYと東京の逆行現象も、直近相場の異常さを示すシグナルです)
その場合はいったん撤退(最低でも同値撤退、ノーゲーム)とし、
4月高値(15164.39円)付近の攻防を見据えてから、
上値が重くなったあたりでふたたび仕掛けます。
さて。
今後のポイントは5日のECB理事会、そして6日の米国雇用統計です。
ECB理事会の結果次第では円安にストップがかかる恐れがあります。
そして、米国雇用統計では、いい数字が出ても、悪い数字が出ても、
わりと大きく荒れる可能性があります。
そして、来週には日銀決定会合、メジャーSQですから、
うまく今週中に高値トライで失速した後、来週の相場が荒れる展開になれば、
それなりの利幅がとれる可能性があると考え、そこを狙っています。
もっとも、今週の営業日はまだ3日ありますので、
4月高値(3日:15164.39円)や3月高値(7日:15312.60円)を抜く可能性は
十分にあることは言うまでもありません。
また、うまく政府の玉が繰り出されれば、意外な大幅高になる可能性もあります。
その場合は、さらに上の異常値で待ち伏せをするつもりですが、
この水準でもたもたし、今週中に4月高値を大きく上抜くことができなければ、
相場の巻き返しはきついものになるのではないでしょうか。
5月後半からこっち、東証売買高は2兆円にほど遠いのに、
日経平均は1100円も上昇し、25D乖離率+5%という過熱圏に達したという、
相当にいびつな状況が続いてきたことを忘れてはいけません。
(東証は昨日、ようやく2兆円突破)
ただし、この相場は政府が全力で操作している人為的なものですから、
うまく調整が始まっても、あまり下値を追うのは危険です。
調整の目処がどのくらいであり、利食いの狙いがどのあたりかは、
前号のメルマガにその青写真を書きましたが、
6日の米国雇用統計の発表内容を踏まえ、週末のメルマガでより具体的な見通しを書かせていただきます。
いずれにせよ、「相場は生き物」ですから、適時適切に機動的に対処するしかありません。
ようやく待ちに待った「上の異常値」にさしかかりましたので、
久しぶりに神経を使う日々を過ごしております。
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ずっと休むも相場で全然動かなかった時鳥さんが今週になって果敢に攻めてます。私は時鳥さんみたいなメリハリがなかったので失敗ばかりしてたんだと思います。勉強になります。
目が離せなせません様
コメントありがとうございます。
今年はすでにだいぶ利益を出しているので、後、半年、寝ててもいいくらいなのですが、「異常値」がきたらポジションをとります。
それ以外のときは、ブログやメルマガさえなければ、相場のことなど忘れていたいくらいです。
SQアノマリーについて調べていてこちらにたどり着きました。
今年はレンジ上限で買い、レンジ下限で損切るということを事もあろうに3回も繰り返し、今回の上げには乗れませんでした。早くこのブログに出会っていたら…。
私も雇用統計で一旦、天井をつけると見て、ここからの買い参戦は避けたいと思います。
今後もブログ、楽しみにしております。