「バブル」か、崩落か。
昨日の日経平均は反発。
FRBの「利下げ」観測などにより、
米国株が上昇したことなどもあり、
押し目買い、買い戻しの動きが、
再び優勢となって上昇しました。
この株価位置が異常であることは、
前号メルマガ(第589号:8月3日)で、
指摘しているところでありますが、
異常さを許容するような相場環境が、
しばしば現出し得るというのも、
株式市場というものの姿であります。
米国の財政・金融・通商政策が、
どちらに向かうのかという点が、
引き続き決定的に重要でありますが、
日本の政界が流動化しつつあり、
新しい経済政策の採用に踏み切る、
新しい枠組みが出現するかどうかも、
大いに注目される「8月相場」です。
積極的な財政出動が実施されれば、
足元で「株高」圧力が創出されて、
「バブル」を引き起こす可能性も、
ゼロではないといえる状況ですが、
一方でそうした「株高」政策には、
特有の重大リスクが付随しており、
市場の反応の如何によっては、
株式市場を崩落させる懸念も、
すでに指摘されているところです。
それら相場環境の今後について、
最新の情報を織り交ぜていきつつ、
次号メルマガ(第590号:8月10日)で、
今後のシナリオを分析する予定です。
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