日米の「金利差」と日経平均の未来。
昨日の日経平均も続伸。
安倍政権が「勝負の一週間」の前半を越え、
国内政策の「玉」を順調に出しているため、
日経平均に上昇圧力が創出されています。
また、米中会談での緊張緩和への「期待」に加え、
米国の利上げが一段落する可能性があることで、
世界経済が一時的な「凪」となるようであれば、
これも日経平均に一応、好材料です。
もっとも。
米国の利上げが一段落するのであれば、
それなりの理由があることも確かですし、
金利の問題は今後も好悪それぞれに、
市場を悩まし続けるものと思われます。
年内は米中の融和(デタント)が成立し、
株高局面が来る可能性があるとしても、
来年にかけての経済・景気の見通しには、
看過できない兆候が出ていることは、
最近のメルマガで申し上げている通りです。
また、米国の利上げが止まるということは、
日本経済にとっては「追い風」だけでなく、
ちょっと警戒すべき要素も出てきます。
来年あたりから日米の「金利差」に、
新しい方向性が生じる可能性がありますが、
それは長く続いた「アベノミクス相場」を、
決定的に変化させるものなのかもしれません。
安倍政権がこの「勝負の一週間」を乗り切り、
市場は一時的にほっとするかもしれませんが、
経済・景気を下支えしてきた環境が、
根底から変容を開始する可能性はあります。
どうもやはり時代の歯車が回っていますので、
次号メルマガ(第241号:12月2日)では、
そうしたマクロ要因も織り込みつつ、
年末から来年にかけての展望を分析します。
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