「株価は半年先の景気をあらわす」のか?
(午前1時の更新です。今日は短めに)
昨日も続伸。日経平均はこれで11連騰。
米国株と並び、極めて強い動きが続いています。
ただし日本株には少なからぬ利食いも出ており、
昨日の日経平均は一時、前日比マイナスに転じ、
日足は陰線となって終わっています。
株価位置だけをみると高くもなく低くもなく、
「頃合い」の適温域といってよいですが、
直近の上昇が急激すぎたことや、
衆院選という材料の「出尽くし」、
そして、今日から始まる中国共産党大会に絡み、
北朝鮮が何かをしでかすことへの警戒など、
いったん足踏みしても不思議ではありません。
気になるのはどこまで上昇するかですが、
11月、そして年末年始と、
「地政学リスク」は新展開を迎えそうですし、
衆院選の投開票の後には、
国内政局も違う次元のドラマに移行します。
そうなれば相場の空気も変わるでしょう。
日経平均にはまだまだ「上値余地」があるとはいえ、
「上限」に達するためには条件がいくつかありますから、
次号メルマガ(第183号:10月22日)で考察します。
なお、安倍政権の人々はこの株高局面を、
選挙戦にもうまく利用しつつあります。
厳密には株価と景気は別の概念なのですが、
菅長官などは「株価は半年先の景気をあらわす」と、
相場格言のような内容の演説をしています。
本当に日本の景気が「夜明け」を迎えるのであれば、
この上昇局面は長く力強いものになるでしょうが、
選挙戦中という「異常時」のトレンドだけをみて、
景気の先行きを判断していいものかどうか。
次号メルマガではそうしたことを分析する予定です。
選挙戦も終盤に差し掛かっており、
私もちょっとバテ気味ですので、
今夜のエントリーはこのあたりで失礼します。
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