「景気後退」の足音と日経平均株価。
昨日の日経平均も続落。
「節目」の攻防にいったん敗れ、
先行きに少し影が差してきた格好です。
SQを要因とする動きは大きくはないものの、
今朝は下に向けて下げ幅を強めています。
やはり「その先」の不安を無視できず、
「分水嶺」を超えることはできませんでした。
先月来、米中、英欧の枠組にやや期待が芽生え、
市場の空気が若干、和らいできたとはいえ、
相場環境が好転する余地にも限界があり、
「その先」の不安が払拭できないことは、
前号メルマガ(第254号:3月3日)で指摘しました。
それを乗り越えるべき新たな好材料が出ず、
メジャーSQでの思惑も上昇の助けにならず、
ちょっと息切れしつつあるところで、
3月も中旬に差し掛かろうとしています。
そうこうするうちに世界のあちこちで、
「景気後退」の足音が聞こえてきているのは、
日経平均の未来にも影を差す話だといえます。
米国市場は先月来の上昇ムードが一服しており、
世界的な「景気後退」を意識して下げています。
昨日はついに日本政府も判断をあらため、
景気動向指数の基調判断を下方修正して、
「景気後退」の懸念が急浮上しています。
このまま日本が「景気後退」に陥るとして、
中国や欧州など世界情勢が要因であるならば、
日本政府の力ではなんともならない話ですし、
日本独自の要因でこうなっているのであれば、
経済政策としてのアベノミクスそのものが、
マボロシであったとも判断されかねず、
いずれにせよ重要視すべき大きな問題です。
株価は半年から1年先の景気を示すといいますが、
世界的に景気サイクルが回り始めるなか、
政府・日銀がこれをどう捉え、
どう対処していくかという点は、
今後の日経平均にも大いに影響しますので、
次号メルマガ(第255号:3月10日)のなかで、
最近、聞こえてきた新しい話とともに、
先行きを分析してみたいと思います。
日本経済も今、重大な「分水嶺」です。
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