盛夏の「株高」とその不安要素。
昨日の日経平均は反落。
米国のEUの「合意」成立自体は、
株式市場にも朗報でありますが、
むしろ「材料出尽くし」の印象で、
利益確定の売りに押されました。
米国のFOMCや日銀の決定会合、
また、米国の雇用統計といった、
重要イベントを前提の様子見も、
投資家心理に影響しつつあり、
全体的に調整模様となりました。
石破総理の続投意向の表明と、
与党内の「石破おろし」により、
政局の先行きが不透明になって、
「連立組み替え」への期待より、
政治的混乱を警戒する空気も、
強くなりつつあるところです。
仮に石破氏が退陣するとして、
新政権の経済政策等については、
前号メルマガ（第588号：7月27日）で、
詳しく触れているところですが、
積極財政への大胆な転換は、
新たな懸念を誘発しかねず、
一定の注意を要することも、
そろりと意識されています。
異様な「株高」の状況になって、
盛夏を迎えている状況ですが、
安定的とはいえない環境下で、
株価が急上昇してきたことを、
認識しておく必要があるため、
足元に存在する上昇圧力と、
何が懸念で何が不安なのかを、
次号メルマガ（第589号：8月3日）で、
詳しく分析する予定でおります。
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