やはりというか何というか。

FOMCはイエレン議長がハト派ぶりをいかんなく発揮。

NY市場は再び上昇基調を強め、日経平均のナイトセッションでも、

ふたたび4月高値(15164.39円)にトライ。

FOMCという「霧」が晴れましたので、

私のいう「居心地のいい水準」に移行するのは自然な流れです。

どのレベルまでが「居心地のいい水準」なのかは、

私のメルマガで逐一ご報告しておりますので、

ここから順張りを狙う方は参考にされるとよいでしょう。

ご存じのように私は、独自に判断した「居心地のいい水準」をもって、

市場コンセンサスを大づかみにつかんだ上で、

短期的な値動き等の要素を加味して「正常値」と「異常値」を見極めます。

「異常値」は必ず「正常値」に戻ろうとしますので、

そこでエントリーすれば、まず負けない投資になります。

私の投資法は、非常に単純な話、その判断だけです。

「予測」は必ず外れます。

「予測」として広く世間に流布された瞬間から意味を失うからです。

投資家にとって一番大事なのは、

未来を「予測」する能力ではなく、

現在の「株価位置」が正常か異常かを判断する能力です。

順張り、逆張り、イベント投資と、どんな投資法をするにせよ、

どこからどこまでが「本来あるべき株価位置」なのか、

常におさえておくことは必要にして不可欠な事柄です。

ともあれ、目先の日経平均は、

ちょうど「居心地のいい水準」におさまりつつあります。

ただ、中東で「濃霧」が発生していますので、

どこかの段階で波乱となり、いつ「下の異常値」をつけてもおかしくありません。

昨日、イラク情勢はオバマ大統領がいったん空爆を見合わせたことで、

若干、相場の緊張が和らいだかにみえますが、情勢は想像を絶して深刻です。

昨日、情勢分析の意見交換(メールのやりとり)をした米国の投資銀行の友人は、

「ひと荒れするぜ(so much like a casino!)」とやや興奮気味でした。

濃霧が雨雲となり、雷雨に発展する「トリガー」になりそうなイベントについて、

今週末のメルマガ(第9号:6月22日発行)で分析します。

波乱となれば、私たちにとってはチャンス到来ですが、

ここから上値を追う順張り投資家の方々にとっても、

そのタイミングときっかけを知っておくのは「転ばぬ先の杖」になるでしょう。

ところで、実質的に明日で国会が閉幕します。

成長戦略第2弾の中身も開示され、今年年央の材料はこれで「出尽くし」です。

今回は法人減税とGPIFという巨大な「玉」をぶちこんできたため、

低迷していた日経平均を15000円台まで押し戻すという戦果もありましたが、

日本経済のポテンシャルを完全に引き出せば18000円や20000円はいけるはず。

まだまだ「伸びシロ」が残っているのです。

それゆえ、夏の内閣改造や秋の臨時国会、

そしてその先の「あること」などに絡んで、

安倍政権がどんなスタンスをとるか世界中の投資家が注目しています。

つまり、「アベはまだやる気があるか?」ということです。

日本経済が本当に回復軌道にのるには、最低でも3年はかかります。

安倍政権がファイティング・ポーズをとれば、

外部要因などでいろいろ波乱はあっても、日経平均はまだまだ伸びます。

逆に「違うこと」にかまけるようになれば、

秋以降の日経平均には大崩落が待っています。

明日、終了する通常国会(186国会)では、

会社法改正や電事法改正など重要な改革がいくつかありましたが、

まだまだ課題は積み残されたまま。

そのあたりはまた、メルマガ等で詳しく分析してまいります。

日経平均が続伸するにせよ、崩落するにせよ、

私たちにとってはチャンス到来ですから、

その時々の「あるべき株価位置」を構成する材料だけは、

適切かつ正確に把握しておきたいところです。

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