株高の「玉」はまだあるのか。
昨日の日経平均は88.30円の反発。
その前日分の下げをほぼ挽回した格好です。
イランによるイスラエル攻撃もありましたが、
米国との金利差拡大で為替は円高にならず、
日経平均を下げるには至りませんでした。
注目された柳瀬元秘書官の参考人招致は、
一部の記憶が戻って答弁の修正がなされ、
今後も突っ込まれる余地は残ったものの、
政権の傷を大きく広げる内容ともいえず、
政府・与党を安心させる内容だったといえます。
次号メルマガ(第212号:5月13日)で述べますが、
国会では政権側がさらなる攻勢に出ており、
一連の疑惑追及に終止符を打つために、
ある仕掛けを用意する可能性が浮上しています。
また、北朝鮮側から「拉致問題」について、
安倍総理にシグナルが送られたとの話もあります。
GW連休前の段階では与野党の間に、
今国会末(6月20日)には政権が追い詰められ、
退陣か解散を迫られるという観測もありましたが、
政権側によるその後の「反転攻勢」の努力によって、
そうはならない可能性も高くなっているといえます。
もっとも、昨日も22500円の「節目」では、
利確の売りに押されてしまったように、
大きく上昇するにはまだ不透明な要素も多く、
また、決定打となる目新しい「玉」もありません。
今国会は残り少なくなっていますが、
残り会期での法案成立の行方も気になりますし、
来月には政権は新しい成長戦略を出す予定ですので、
ここから先の株高の「玉」がどう出ていくかについて、
次号メルマガで分析をする予定です。
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