運命の日。
(午前1時の更新です)
いよいよ運命の日。
日米当局の「決断」が示されます。
と言っても、イエレン議長も黒田総裁も、
市場との「対話」を重視するといいます。
特に黒田総裁はサプライズを封印しており、
事前に「決断」の内容をリークしましたので、
だいたいどんなメニューになるかは、
各紙の報道の通りと思われています。
このあたりは前号メルマガ(第126号:9月18日)で、
たっぷりと考察を加えたところです。
そして、その事前リークの内容の通りなら、
熱狂的に買われるわけでないであろうことは、
昨日までの日経平均が物語っています。
結局、「16600円台近辺の攻防」が継続しつつ、
全般的には下げトレンドといえる形で、
今日のこの日を迎えることになりました。
もっとも、今回の日銀会合やFOMCは、
「決断」の内容そのものだけが、
市場を動かす材料になるわけでもありません。
より、重要なのは「決断」の説明として、
日銀総裁やFRB議長が何を語るかです。
日銀は今回、「総括的検証」を示しますが、
それに基づく施策がいっぺんに出るわけでなく、
来月の日銀会合あたりで展望レポート等と共に、
市場の反応を見ながら徐々に出ると考えるほうが、
自然ではあります。
また、FRBについても同様で、
仮に、今回の追加利上げはないにせよ、
「年内」を含む早い時期において、
利上げをするつもりがあるのかどうかを、
イエレン議長自身の説明が待たれるところ。
このように金融当局による、
市場との「対話」の手法及び内容と、
それに対する市場の反応が、
今日以降の相場を動かす大きな材料です。
このあたりについても、
前号メルマガでいくつかのパターンに言及し、
起こり得る相場展開について考察しましたので、
ここであえて繰り返すことは致しません。
ともあれ、市場全体が息をひそめて、
日本と米国の当局の発する声と、
それに対する他のプレイヤーの反応を。
じいっと伺っています。
ただ。
運命の日を超えたからといって、
当局の「決断」とは別の形の、
不確定要素がいくつも増殖中です。
これですべてがクリアーになるわけでなく、
どのタイミングで「どんでん返し」が出るか、
誰にも予想することはできません。
明日は日本市場がお休みのなか、
FOMCを受けての仕掛けが各所でなされ、
世界市場が予想外に荒れかねませんので、
「思惑」と違った方向に動いても、
最低限、致命傷を受けないようにする工夫は、
どなたもお心得になるべきかと思います。
さて。
日米当局の「決断」はどうか。
当局は、どんな「対話」を行うのか。
そしてそれらに対する市場の反応はどうか。
耳を澄ませ、神経を研ぎ澄ませて、
今日という日を過ごしたいと思います。
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