「運命の日」。
(現在午前0時。都合により、この時間に短めに)
日経先物の「心理戦」が継続しています。
NY市場の反発を受けて高く始まったにもかかわらず、
日中は終始、売りに押されて18500円台の大幅安で引けましたが、
ナイトセッションでは欧米株の続伸を受けて、
18900円近くまで値を戻しています。
FOMCを前にして市場全体がナーバスになっており、
確たる材料もないのに、「思惑」や「駆け引き」で相場が動きます。
こういうことで一喜一憂していては身が持ちませんし、
乱高下にあわせてポジションを入れ替えたら資金が持ちません。
どういう投資スタイルで臨む方であったとしても、
FOMCを通過して方向性が出るまではこんなもんだと達観して、
この「心理戦」に翻弄されないようにしたいものです。
いよいよ「運命の日」です。
米国が利上げをするかどうかは、今年一番、
いや、ここ数年間の世界経済にとっても最大級のイベントです。
そして、FOMCの決定がどうなるかは、蓋を開けるまでわかりません。
世界中が「たぶん、利上げはされるだろう」と思っていますが、
それゆえに、「まさかの利上げ見送り」ならば大サプライズです。
「米国発バブルがくる」との興奮で爆上げかもしれません。
逆に、利上げが断行されたのと相前後して、
いくつかの「危機シナリオ」が本格的に破裂したら、
場合によってはリーマン・ショック級の大惨事にもなりかねません。
もちろん、そうした「危機シナリオ」が破裂しないように、
イエレン議長たちは時間をかけて備えをしてきたのですが、
政策当局の努力をあざ笑うかのように危機を煽る人が続出しており、
市場全体はじわりとリスク・オフに傾きつつあります。
さて。
丁か半か。
鬼が出るか蛇が出るか。
相場全体に訪れた、この「12月の転機」の結果次第では、
来年以降の日本の政局見通しをも丸ごと変えかねないだけに、
私としてはあまり心穏やかではありません。
相場については「儲けそこないは勝ちと同じ」と割り切り、
「わからないときはエントリーしない」と潔く決めることで、
「焦りや恐怖」を払拭することが可能ですが、
政局についてはそうはいきません。
日本国民みんなの未来が、生活がかかっているだけに、
明日以降の相場展開がどうなるかはやはり気がかりです。
FOMCの決定とその後の相場の方向性をよくみた上で、
詳しくはまた、次号メルマガ(第87号:12月20日)に書きます。
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