昨日の日経平均はやっぱり下落。

前日、内閣改造に絡む「思惑」と「仕掛け」で、特に根拠なく上昇したものの、

「材料出尽くし」とともに「強固なカベ」である15800円で跳ね返され、

高値圏で上ヒゲつきの陰線(日足)をつけてしまいました。

株価が崩れていく典型的なパターンです。

ただ、昨日の日経平均は15700円前後で下げ渋り、様子見ムードでした。

「日銀決定会合」、「ECB理事会」、「米国雇用統計」という

超ビッグイベントの「怒濤の3連発」を前にしては、売り込むにもリスクがあります。

一応、「日銀決定会合」と「ECB理事会」はほとんど無風で通過しましたが、

(正確には日銀会合でやや下がり、ECB理事会でやや上がり)

本日午後9時半から、いよいよ米国雇用統計の発表です。

来月のQE終了という、歴史的な政策転換を前にして、どんな数値が出るのか。

これまでのところ、「ハトの女王」イエレン議長は、相場が不規則に荒れないように、

慎重な上にも慎重に、何重にも予防線を張ることに成功したため、

金融政策の先行きをめぐる「思惑」を、見事なまでに封じ込めてきています。

しかし「全ては雇用次第」と言い続けてきたゆえに、

雇用統計の数値に何らかの異変、乱れ、ゆがみが見られれば、

上にも下にも極端な「思惑」と「駆け引き」を誘発し、

相場が乱高下する恐れがあるのです。

ヘッジファンドも、このまま米国市場が膠着してしまえば儲かりませんから、

上か下かに揺さぶる機会を虎視眈々と狙っています。

そして、習近平の権力完全掌握によって「チャイナ・リスク」が大幅後退した今、

雇用に関する数値を受けて米国の金融政策がどう転換するかは、

おそらく、今年の世界経済を動かす最大のファクターだといっていいでしょう。

そして、その影響を、世界で最も大きくかぶる市場が日本です。

昨年5月23日の「日本市場大暴落」も、

昨年11月の「レンジ突破からの株高狂想曲」も、

米国の金融政策が「タカになるか、ハトになるか」の思惑で引き起こされ、

安倍政権を含む日本国民みんなが振り回されたことを決して忘れてはいけません。

それゆえ、世界中の政策当局者や機関投資家たちは、固唾を飲んで見つめています。

メルマガでは具体的な日時の目安を書いていますが、

秋以降の大変動をうまくつかめるかどうかは、富豪になるか破産するかくらい違います。

それゆえ、今夜発表の雇用統計は大注目ファクターです。

もし、何か異変があれば、その瞬間から暴落が始まるかもしれません。

何ごともなく通過すれば、日経平均は高い株価位置のまま来週のMSQに突入です。

(場合によっては15800円を大きく超えてきますので、ご注意を)

いずれの場合も、大きなチャンスが発生する可能性があります。

以下に、昨日のブログ記事の一部を再掲いたします。

++++++++++++++++(再掲開始)++++++++++++++++

メルマガ読者の方はご存じのとおり、

私が「本番」として狙っているシナリオは、

【1】今週金曜日、米国雇用統計での波乱

【2】来週、MSQがらみの波乱 

【3】本当の「上の異常値」に達してからの失速

のいずれか、もしくはこれらの「合わせ技」です。

したがって、次の焦点は金曜日の米国雇用統計です。

無論、相場は生き物なので、臨機応変が大原則ではありますが、

もし、狙ったシナリオにあてはまる事態が到来すれば、

メルマガ第19号(8月31日発行)の「内閣改造、米国雇用統計、メジャーSQ」で、

具体的に詳しくご紹介したとおりに、淡々と粛々とエントリーするつもりです。

また、メルマガで毎週ご紹介している「居心地のいい水準」を参考にして、

相場が「上の異常値」に達した場合は、

メルマガ第6号(6月1日発行)でご紹介した「短期的な天井での売り戦略」

メルマガ第7号(6月8日発行)でご紹介した「天井圏からストンと落ちる瞬間」

でご紹介した手法をそのまま使います。(昨日もこれを応用してます)

そして、MSQの値洗いの瞬間には、

メルマガ第16号(8月10日発行)でご紹介した「SQ当日のエントリーについて」

の手法が使えるようなら使います。

なお、上記の3つの記事(6号、7号、16号)の内容は、来週のトレードに関連しますが、

現時点で、これらの号のバックナンバーを読むのは不可能ですので、

次号メルマガ(20号:9月7日発行)にまとめて再録いたします。

「無精してコピペするな!」とお叱りを受けるかもしれませんが、

「ノウハウ」、「技術」、「相場観」こそが私がメルマガでお伝えしたい内容です。

普遍的な「ノウハウ」や「技術」は場面が変わっても応用が効いてしかるべきですし、

私が行き当たりばったり、口から出まかせトレードしているわけではなく、

ブレずに一貫した、明快な理論と法則性のもとにエントリーしていることを、

新しい読者の方にもおわかりいただきたいので、そのまま再掲載します。

++++++++++++++++(再掲終わり)++++++++++++++++

そんなわけで、

まずは今夜、何かの異変があるかどうか。

そして、来週のMSQで上下に荒れる展開のなかでどう利益をつかむか。

ここが9月初旬の戦いの「本番」です。

長らく死んだように動かなかった相場から、利益を取り返す時期がやってきました。

いよいよ、「運命の秋」がやってきました。

追伸、次号メルマガ(20号:9月7日発行)では、内閣改造についても分析します。

実のところ、安倍総理は将来に向けての重要な布石を打っています。

長期的な株価展望にかかわることですので、お楽しみに!

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