節分の後、気合を入れてやるべきこと。
今日は節分。
節を分けて明日は「立春」となり、新旧いずれの暦でも平成27年が始まります。
もっとも、相場の方向性はなかなか定まりません。
先週末のNY市場続落の流れを受けて、昨日の日経平均は反落しました。
欧州でまたギリシャがチキン・ゲームを始めることへの警戒や、
中東やウクライナでの戦火が拡大する傾向をみせていることへの不安、
また、週末の米国雇用統計等を前にした様子見で、NY市場がすっきりしません。
チャートをみる限り、ずどんと下げて「冬の嵐」の第2波ともなりそうです。
しかし、株価を再上昇せたい日本政府の「玉」への期待とPKOへの警戒も根強く、
大きく下げそうになっても、すぐに戻します。
1月なかばの16500円台から1000円以上の急回復は、春につながる明るい兆しです。
ただ、「ISIL」からの人質奪還に失敗したことや、連敗が続く地方選などが、
4月の統一地方選を前にした政権側の求心力にどのような影響があるかは、
しっかり見極める必要がありますが、「政府PKO」の威力は健在です。
年初から述べていますが、外部要因の「不安」と、国内要因の「期待」の「均衡」が、
当面のボックス相場を生み出しています。
この「均衡」がブレークした時、日経平均は「大きな動き」を示すはずですが、
それが上に行くか、下に行くかは、日本政府にもコントロール不能な要素が多く、
つまるところ「霧の中」です。
前号メルマガ(第42号:2月1日発行)に書いたとおり、
私はこの週末から来週にかけて、ちょっと動きがある可能性があるとみていますが、
今週いっぱい、17000円台半ばの株価位置をキープでき、
かつ、雇用統計にネガティブなサプライズがなければ、いったん上げると思いますが、
未来のことは「霧の中」ですので、その時が来てみないとわかりません。
私は「丁半博打」はしませんので、どちらにも動く可能性がある時は常に様子見です。
さて。
昨日から参院の予算委が開かれていますが、ISの非道な人質殺害事件の衝撃で、
国中があきらかに動揺し、安全保障についての議論が様々になされています。
一方、その陰で、経済政策、社会政策に関する重要な事柄も現在進行形で進んでいます。
私の関心は、今年半ばに安倍政権前半で打ち出す「アベノミクス1.0」が一段落し、
その後にくる「アベノミクス2.0」がどういう内容になるかに向いています。
中長期のトレンドを読み誤らなければ、少々目論見が外れてもなんとかなるものです。
それゆえ、国会審議が本格化する毎年2月は気合を入れて政府答弁をチェックします。
古来、「政治と経済」は密接不可分ですが、リーマン・ショック以後の世界は、
「政治と相場」、「政治と株価」はほぼリアルタイムで連動します。
この、おそるべき「世界同時官製相場」の時代を生き抜き、巨富を掴むためにも、
節分あたりからの政府、国会の動きはよく押さえておきたいものです。
あたかもタイムマシンに乗ったように、半年後、数年後の未来が見えます。
そんなわけで、国会をブラブラしていくつか気づいたことがありますので、
次号メルマガ(第41号:2月8日発行)でいろいろご紹介します。乞う、ご期待!
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