「もはや戦後ではない」から「いまや戦前である」へ。
後藤さんと湯川さんのご冥福を心よりお祈り致します。
「自己責任」あるいは「政権のミス」などと、いろいろな議論がありますが、
好むと好まざるとにかかわらず、日本は歴史の大きなうねりに巻き込まれました。
1956年の経済白書には「もはや戦後ではない」という言葉が記されました。
あの戦争から70年たった今、「いまや戦前である」と認識する人がいます。
読者の皆様も、政治的な意見はそれぞれかと思います。
しかし、ひとりの投資家としては、これから何が起こるかを冷静に見極め、
まずは時代の荒波を生き残り、富を次世代まで継承する術を考えるべきです。
非道な集団の蛮行を前に、先週の衆院の議論、今週の参院の議論を通じて、
日本がこれまでとはまるで違う「未来」に向かっていることははっきりするはずで、
この国の構造が深いところで変わっていく兆候がすでにいくつも出ています。
時代の転換期には「富の勝者」が入れ替わります。
明治維新、日露戦争、第1次・第2次世界大戦と、大きな荒波がくるたびに、
それまでの「持てる者」が富を失い、「持たざる者」の中から勝者が生まれました。
前号メルマガ(第41号:2月1日発行)では、
今、日本が巻き込まれつつある時代の転換の正体を分析し、
安倍政権が任期の後半にとるであろう経済政策について言及しています。
おそらくは、しばらくは「いい時代」がやってきて、
それからとんでもなく悪いことが起きるように思いますが、
「最悪の場合、何が起こるか」
「極端なことになった場合、その危機をどうチャンスに変えるか」
に思いを巡らせておくことが、22世紀までの皆さんの家のランクを決めかねません。
私のご先祖さまたちも、明治維新の後に酒造業、鉄鋼業、石炭業、公務員など、
いろいろな業種、業界、業態にチャレンジして、いったん成功していますが、
結局、本人たちの能力や努力を超えたところで、第2次世界大戦を契機に、
時代の荒波で明暗が分かれ、波に乗った人、無一文になった人に分かれました。
無論、時代の先を読んでピタリと当てることは困難ではあります。
しかし、「最悪のシナリオ」をいくつも想定しておき、
「そうなった時」に対処できる算段をしておくことは誰にもできます。
そしてそれは、たいていの場合、「そうなった時」にはもう手遅れです。
前号に続き、次号メルマガ(第42号:2月8日発行)以降でまた、
安倍政権の任期後半にくるであろう「アベノミクス2.0」や、
安倍政権の退陣以後にくるであろう「ポスト・アベノミクス」について分析し、
その後に起こり得る「とんでもないこと」に生き残る方法を考察する予定です。
目先の日経平均については、前号メルマガにたっぷりと掲載したとおりです。
年初から私が見立ててきた「再上昇」の基盤は整いつつありますが、
それが成就するかどうかは、外部要因による攪乱のあるなしによります。
短期的なことを言えば今週末の米国雇用統計や来週のSQが、
中期的なことを言えば、2月末、4月、6月にやってくる重要日程が、
それぞれ短期的、中期的なターニング・ポイントをもたらす契機となり得ます。
いずれにせよ、上にも下にも大きく乱高下しそうであることには変わりなく、
この流れのなかで、適宜適切に「異常値」をとらえていくことが私の戦略です。
このあたりは、前号メルマガでかなり詳しく書きましたので、ご参照ください。
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