「高値圏」で注意すべきこと。
昨日の日経平均は続伸。
買い戻しからの踏み上げ相場で、
約1か月ぶりの高値圏に回帰し、
先月の米欧の信用不安の下げを、
完全に挽回している状況です。
ただ、さすがにこの株価位置は、
高過ぎる印象があるところであり、
勢い良く上昇するというよりは、
上値の重さも感じられました。
米欧でいったん連鎖破綻危機を、
封じ込めた格好になったことで、
売りポジションが整理されて、
勢いよく反発し、上昇しましたが、
よくみると「稼ぐ力」が目減りし、
相対的に株価位置が高くなって、
高値圏に達したともいえます。
実際、問題の火種は残っており、
景気状況が好転する兆しなども、
特にはないといえる状況なのは、
前号メルマガ(第467号:4月2日)で、
詳しく点検しているところです。
また、もうひとつ気になるのは、
ちょっと高すぎるような株価位置で、
日銀の新執行部が発足することです。
内外の経済をめぐる環境自体が、
いったん落ち着いているのは、
確かに朗報ではありますが、
高過ぎる株価はそれだけでも、
波乱の要因になり得ますので、
新執行部が発足する前後に、
内外の投機筋がどう出るのか、
また新執行部がどう対応するか、
注意をしておきたいところです。
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