「8月相場」で注意すべきこと。
昨日も日経平均は続落。
まだ「高値圏」といえる水準ですが、
「横這い」からまた失速気味になり、
「8月相場」を迎えようとしています。
全国の新型コロナの感染状況が、
だんだんと深刻化しているため、
日本政府がいつまで強気を維持し、
「経済重視」を貫くことができるか、
疑問視する声が出てきていますし、
それでも強気の政策を押し通して、
結果としてそれが裏目に出た時に、
いったい何が起きるのかということを、
永田町の人々も大いに気にしています。
ひとつの救いは重症者や死者の数が、
以前ほど多くはないということですが、
「東京型」が高齢者層にも蔓延した後に、
どういう結果が出るのはまだわからず、
依然として「賭け」の要素が濃いです。
8月になればこうしたことが明瞭に、
数値としてあらわれるはずですので、
投資家としては身構えてしまいます。
医学的、疫学的な事実もさることながら、
政治的、経済的なインパクトの方にも、
注意を払っておきたいところです。
また、米国と中国の「新冷戦」は、
その後、双方に「次の一手」がなく、
いったん株価の下落を止めてますが、
両国の国内事情を考える限り、
このまま終わりそうもないことは、
前号メルマガ（第327号：7月26日）等で、
詳しく分析しているところであります。
いよいよ7月相場が終わりますが、
新型コロナや米中新冷戦の展開で、
8月の空気は大きく変化しそうですので。
次号メルマガ（第328号：8月2日）で、
新情報や水面下情報を盛り込みつつ、
「波乱の8月」や「魔の8月」へと、
発展するかどうかというポイントを、
いくつかのシナリオとともに分析します。
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