連休の前と後では相場の空気が一変しています。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は爆騰。
あっさり今年最高値を突破したと思ったら、
「2万円の攻防」に至る勢いで上昇を続けました。
連休の前と後では相場の空気が一変しています。
もっとも、後場の上昇は先物に主導された格好で、
誰かが何らかの意図で「参加」していたようですが、
前号メルマガ(第159号:5月7日)に書いた通り、
相場をめぐる新しい前提条件を勘案する限り、
「2万円ライン」も全く高すぎるとはいえず、
買いに勢いがつくのも理解できるところです。
今年前半の相場は様々な事柄に悩ませられ、
欧州、東アジア、米国、そして日本国内とまんべんなく、
上昇を阻害する要因に頭を押さえつけられてきましたが、
連休中、特に5月に入ってからの数日間の間に、
いろいろとダイナミックなドラマがあって、
相場全体の空気が一変した感があります。
国内政局ひとつとっても、まるで魔法です。
昨日は衆院で、今日は参院で、
それぞれ予算委員会が急遽、開催されるのですが、
もともと今回の予算委員会というのは、
連休前に発生した閣僚スキャンダルを追及するため、
野党側の要求を呑んで開かれることになったものです。
したがって、野党としてはここが「見せ場」であり、
政権を追及して可能な限りのダメージを与えることで、
今年中盤以降の政局で優位に立つことを目論んだものの、
そうした狙いはそのほとんどが実現できていません。
閣僚の連続スキャンダルや森友学園、はては「共謀罪」まで、
政権に批判的なメディアすらもうあまり注目していません。
2月と3月の炎上劇で政権は窮地に追い込まれましたが、
なぜか「北朝鮮クライシス」が偶然にも(?)発生し、
政権の政治的な「危機」はどこかに吹き飛びました。
しかも、そうした絶妙なタイミングで、
安倍総理の打った指し手がピタリと決まった形です。
当然ながら政権側はこれで安住するわけではなく、
矢継ぎ早に「次の仕掛け」を考えているようです。
無論、海外要因にはまだ重大な不安がくすぶり、
どこで暗転するか予断を許さないのは変わりません。
また、安倍総理が本懐を遂げるまでは長い道のりがあり、
しかもいくつもの地雷が埋まっています。
今週、「2万円の攻防」がどうなるかを見極め、
次号メルマガ(第160号:5月14日)で今後のシナリオを、
私が永田町で見聞した新情報をもとに見立てたいと思います。
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