「雨は降る降る 人馬は揺れる

 越すに越されぬ 田原坂」

という唄があります。

西南戦争で激突した両軍が、白刃を使って血闘を演じ、

前線が膠着状態になってしまった様を描写した熊本民謡です。

6月以来、日経平均にとっては、15500円が「田原坂」となっています。

理由ははっきりしています。

7月のメルマガで断言したとおり、ここが政府PKOの終末点となっているからです。

NY市場の復調につられ、日経平均もここまでは上昇してきましたが、

ここから上を買い上げる主体が「相場の雰囲気」以外にないのです。

その「相場の雰囲気」を作りだそうとして、

8月からは政府が別の「玉」を繰り出そうとしていますが、

「雨は降る降る 人馬は濡れる」

の唄のとおりに、全国的な豪雨の影響ですっかり勢いが削がれてしまい、

やっぱり15500円前後で膠着状態に陥ってしまいました。

もっとも、苦しいのはヘッジファンドも同じです。

昨日、朝のブログでは、

   彼らが仕掛けてくる可能性はなくもありません。

   寄り付き、お昼時、2時台、引けと、
   仕掛けによる「一撃」で相場が大きく動く時間帯はありますから、
   「行ける」と判断すれば彼らは試してきます。

と「警報」を鳴らしましたが、警戒したとおり、朝一番の寄り付きから仕掛けてきました。

しかし、勢いが良かったのは9時台のみ。

15400円付近ではきっちり押し返され、15450円を挟んだ中盤で膠着しました。

結果として日経平均は高値15487.99円と安値15423.90円の間、

わずか64円の極めて狭いレンジに閉じ込められた格好です。

ナイトセッションでは15300円台まで下落したようですが、

やっぱり押し戻されて、15400円台で引けています。

この状況では、売り方、買い方ともにリスクがあり過ぎ、

一般の個人投資家は怖くて手を出せません。

市場が様々な要因に敏感になっており、かつ大きなエネルギーが溜まっている以上、

「思惑」次第で、上下どちらにどんな暴発があるか全くわかりませんから、

その意味では、どちらの天下になるかが決まる「天王山」でもあります。

バカンス明けのファンドマネージャー達も帰ってきて、9月は大きな動きになりそうです。

彼らとて、ノルマで生きていますから、こんな膠着状態では利益が出せずに困ります。

9月はしょっぱなから、内閣改造、米国雇用統計と続き、そのままメジャーSQです。

これらのビッグイベントを利用して、上であれ、下であれ、大きく揺さぶられる可能性が高く、

そして、それがそのまま「異常」な動きになれば、そこが私の狙うチャンスです。

今、まさにステージが変わろうとしているときだからこそ、

次号メルマガ(19号:8月31日)では、今年の最終四半期を占う意味で、

非常に重要なポイントとなる見立てを掲載いたします。

また、皆さんのご関心の非常に高い「特典2」についても、

「結局、どうすれば全勝だったのか」というポイントをまとめて掲載します。

同じ情報をご提供申し上げても、多くの方が「おかげ様で全勝です」とおっしゃる一方で、

ごく稀に、「してはいけない日にエントリーしてしまいました」とおっしゃる方がいます。

たいていは、ポジションをとる前に、数分間でも確認すべき点を確認すれば防げたミスです。

日経先物の秘密エントリー・ポイント」は「相場のカラクリ」さえ理解できれば、

非常に単純で、明快な原則に基づいた手法であることは誰にもわかると思います。

しかし、その原則をご理解ない方が多いため、

してはならない日にトレードをするなどの、残念なミスをされる方がおられるわけです。

もっとも「ご理解ない」と言ったって、そうしたことを解説しているのは、

おそらく私以外にいませんから、無理のない話です。

しかし、いったんわかってしまえば、単純な話ですから簡単です。

次号メルマガでは、「特典2」に絡めて、相場で異常な値動きが発生するメカニズムと、

それが発生しやすい要注意日を、わかりやすく解説いたしますので、

今後、「特典2」トレードを続けるだけでなく、

先物や株式取引すべてをする上での大事なバイブルになると思います。

シグナル配信で言われたとおりトレードをするのも結構ですが、

知識とノウハウと技術を身につけて、投資家としてのステージが変わるほうが、

私としては、はるかに意義があり、価値のあることだと考えております。

なお、以前の「夏期特集1・大破綻時代の資産戦略」の際にご案内しました、

「夏期特集2・株式投資家のための不動産バイブル」については、

この8月に「特典2」について重厚で中身の濃い解説を続けたため、

来月に延期させていただきます。大変申し訳ありません。

しかし、多くの方が株式投資に成功した後の最終的なゴールのひとつとして、

不動産投資にご興味がある以上、やはり書いておくべき内容だと思っています。

というのも、株式投資をやる人のために、参考になる不動産本がないからです。

巷には大量の「不動産投資本」が出ていますから、

興味をお持ちの方は何冊かお読みになるべきではあります。

「物件を買う前には不動産投資本を100冊読め」という人もいますが、

そこまでしなくても、予備知識は多いに越したことはないのは確かです。

有名どころでも、ネット上で無料ダウンロードできる情報サービスがありますし、

(例えば⇒これさえ読めばOK!マンション購入の虎の巻

セミナーなどに参加して、担当者を家庭教師にするという手もあります。

(例えば⇒効率よく不動産投資の知識を身につけたいなら

全て業者さんの情報ですので、そのあたりは割り引いてお考えいただくとして、

株式投資と同じく、情報と知識が勝負を決する世界ですから基本的知識の習得は必須です。

しかし問題は、株式投資と違って、不動産投資はエントリーできる「階層」が限られていることです。

実際、不動産投資に関する市販本のほとんどが、身分が安定して長期の固定給与が見込める、

公務員やエリート・サラリーマンを対象に書かれています。

いわば、「身元の固い人」の「人的資本」を担保にとってお金を貸すことを前提にしており、

ひとたびリスクが噴出したら、その人に一生、給料を返済にあてさせるモデルです。

それだけでもヒドいといえばヒドいのですが、

長期の固定給を持っていない人はほとんど全て、

入り口の段階から「お断り」なのです。

(実際、不動産屋に問い合わせすると、勤め先、勤続年数、年収を書かされます)

ではどうやって「身元が固くない」株式投資家が不動産オーナーになるのか。

ごく常識的で簡単な話なのですが、誰も書いていないポイントがありますので、

皆さんにもお伝え申し上げたいと思います。

読者の皆様が、要塞のように堅固な資産基盤を構築され、

末代まで引き継げる永続する富を築かれるよう、心よりお祈り申し上げます。

世のため、人のために生きるのは、それが大前提ですから。

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