「次のステージ」は近い。
昨日の日経平均は、その前日の上昇をちょうど打ち消す下落。
今週になって値幅100~200円くらいの小さな上下動に閉じ込められており、
売るにも、買うにも、これといった手がかりがない状況です。
昨夜の欧米市場は大きく上昇しましたので、
今日は日経平均も高く始まりそうですが、いかんせん週末です。
再度、上値を更新するパワーがあるかどうかわかりません。
ただ、何度も書いているように、こうした膠着状態の時にこそ、
「地下のマグマ」はエネルギーを溜めています。
日本市場は、今年、1月なかばからの大上昇の過程で、
一度も「これ」といった大きな調整がなかったため、
再度上昇するのであれば、いったん深くクリアに沈むか、
現在のようなだらだらとした膠着(日柄調整)が必要になりますが、
日米欧中の「世界4極」が揃って「超緩和」に舵を切っているという、
非常に稀有な状況にある限り、巨大な上昇エネルギーが溜まり続けます。
確実に、時代は様変わりしつつあります。
国内をみても、昨夕の安保法制の閣議決定で、
日本の政治は新しいステージに入りました。
今週末の「大阪都構想」住民投票については、メディアが報じない内容を、
前号メルマガで詳しくレポートしましたが、その後、また動きがあるようです。
劣勢が伝えられる橋下維新側が逆転勝利に成功すれば、
次はいよいよ「憲法改正」が焦点として浮上することになり、
経済政策もこれにともなって、「アベノミクス」とはまた次元の違う、
新しいステージに突入する可能性があります。
「政治と経済」「政治と相場」「政治と株価」は直結しています。
戦時中は情報統制下なのに「戦況と株価」が連動していたそうですが、
現在は「選挙結果と株価」の連動性も無視できないファクターです。
当面の膠着状況は、米国が6月に利上げをするのかしないのかを、
はっきりと判断する手がかりがないという理由が大きいのですが、
いずれ、状況はクリアになり、相場もまた次のステージに突入するはずです。
そのあたりの「見立て」は次号メルマガ(第56号:5月17日発行)で。
※ なお、次号は「大阪都構想」の住民投票の当日の発行ですが、
通常通りの時間(正午)に発行する予定です。
この住民投票は通常の選挙と異なり、公職選挙法の適用対象外ですので、
投票日にどんな発言や呼びかけをしようと自由です。
私も気にせずに、自民党、維新の党や「大阪都構想」について、
「とれとれ」の「裏情報」を書くことができます。
なお、投資家・時鳥としては「都構想への賛否を判断する材料はない」
という立場は一貫しておりますので、都構想自体については、
賛成も、反対も、呼びかけるつもりはないことは従来どおりです。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第54号:5月3日発行、第55号:5月10日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
コメントを残す