昨日の日経平均は反落。

またもや上にも下にもいかない膠着状態でしたが、

あれだけ上げた後ですので仕方ありません。

さて。ここから先、目先の15500円のカベを突破できるかどうか。

この7月相場にチャンスがあるかないかは、なんといっても、

個人投資家が買ってくるかどうかという点にかかっていますが、

そうなればなったで、15000円台後半には重層的な「カベ」が存在し、

その都度、乗り越えるのに苦労を強いられます。

どういうカベ(節)があるかは、メルマガ11号に書きましたが、

順調に上がったものがカベに押し戻されるタイミングが、

私の狙う「安心、安全、堅実な」エントリー・チャンスといえますので、

とにもかくにも相場が上昇することを願っています。

早ければ今週末には最初のチャンスが訪れると考えていますが、

昨夜のNY市場が17000円を割ったことが気になります。

明日公開される6月のFOMC議事録などを材料にして、

NY市場が調整に入ったりすれば、日本市場もひと休み。

エントリー・チャンスは少し先に延びます。

また、何らかの「グローバル・リスク」が火を噴けば、

全く違うシナリオがそこから始まります。

夏の間は、意外にのっぴきならないことが出来(しゅったい)するものです。

イラク侵攻、ソ連崩壊や、近くはグルジア戦争など、

各国首脳が夏休みのバカンスをとってる隙を狙って行動を起こすのは、

国際政治の定石のひとつでもあります。

金融関係者もバカンスをとり、夏の間は相場も閑散としますが、

そういうときに政治的イベントがあれば、相場も荒れます。

もし、そうなったらどうするかは、

来週以降のメルマガで詳しく書かせていただきます。

基本的には、今年、新興国危機やウクライナ危機の際にやったように、

瞬間的な「ショック対応」でそれなりの利益をとれると思います。

とはいえ、ここから上昇するにせよ、なにごとかが出来するにせよ、

状況が動いたのをみて「対応」するだけの話であり、「待ち」の姿勢であることは違いありません。

株式相場とは、政府や金融機関が動かすものであり、

個人投資家が自分自身の努力や働きかけによって、どうこうなるものではありません。

したがって、絶好機がくるのを、淡々と「待つ」しかありません。

よく、「●●円の利益を目指して頑張ります!」と力瘤を作る人がいますが、

事業とは違って、株式投資は個人にとって頑張りようもないというのが私の考えです。

日経平均株価や為替市場は国家規模の巨大な趨勢で動いているのですから、

個人が下手に考えていろいろ仕掛けたところで、自分の策に溺れて損をするのが落ちです。

チャンスが来たらさっとエントリーし、

チャンスが来るまではひたすら待つ。

株式投資とはこれに尽きるのではないでしょうか。

どんな状況の渦中にあっても、心を平静に保ち、淡々と事態の推移を見ることができる人は、

どんな分野でも「達人」となります。

こと、株式投資については、

「焦らない、慌てない、飽きない」

で心を平静に保ち、淡々と相場展開を見守りつつ、

決して「諦めない」で絶好機を待つことが、やがて巨富を掴むコツです。

なにごとかが起こりそうですが、いつ、何が起きるのかわからない、この夏の相場こそ、

しっかりと肝に銘じて参りたいものです。

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