実質的なSQ週中日となった火曜日の日経平均はほとんど動かず。

仕掛けは確かに入りました。

ギリシャ不安と休日前の手控えムードをとらえ、17500円割れを狙った下方向です。

前号メルマガ(第42号:2月8日発行)に具体的な「待ち伏せゾーン」を書きましたが、

このままSQ値が17000円に近づけば、下値の「時鳥トレード」の絶好機だったのですが、

そこに至る前に「先物主導の買い」で反発しました。

ヘッジファンド側も、昨年末からずっと「政府PKO」に手ひどくやられていますので、

ひとたび公的資金が入ったという観測が広がれば、一斉に売りポジションを閉じます。

誰がどうみても、人為的に操作された、何もかもが妙で、不自然な相場展開です。

このSQ週に上であれ、下であれ「異常値」に達する可能性は後退し、

おそらくは私の出動はないように思います。

(お休みの間に海外市場で大きな動きが起きれば別です)

となると、私の関心は「次の動き」に移ります。

SQ週が「ベタ凪ぎ」のまま明けてしまったとしたら、

果たして、その後、相場はどちらに向かうのでしょうか?

1月の後半から、非常に狭いレンジで相場が膠着状態に陥ってはいますが、

日経平均は17800ー900円のカベに押し返されつつ、

じりじりと下値を切り上げつつあります。

チャートの形を見る限り、ブレークしたら大きく上げそうには見えます。

しかし。

今、2月中に閣議決定される通常国会の「玉」が出そろいつつありますが、

そのラインナップをみて、私はやや戸惑っております。

4月の統一地方選に向けて「出る」と言われていたものがいくつか消えており、

場合によっては2月、3月の相場シナリオに修正を加える必要があるかもしれません。

「まだアベノミクスは終わっていない」

というのが私の持論ではありますが、やるべき時にやるべきことをやらねば、

些細なことから相場は崩れていくものです。

まだまだ、「日銀プレー」など公的資金の買いが相場を支えてくれていますが、

いつまでも政府PKO頼みというわけにもいきません。

ギリシャという「時限爆弾」は、明らかに世界経済を攪乱することを楽しみつつあります。

政治は駆け引きと妥協の産物ですから、「望ましい」方向とは反対に行く場合が多く、

いつの世も「相場は生き物」であり、自分でコントロールすることは不可能です。

私としては、胸に去来する不安が杞憂であって欲しいという思いであり、

今後、年央に向けて上昇してくれることを「期待」しておりますが、

はたしてシナリオどおりにいくかどうか。

これからしっかり情報を収集した上で、次号メルマガ(第43号:2月15日発行)で分析します。

どのメディアもアナリストも報じてない内容ですので、乞うご期待!

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