「次の材料」を待つ相場。
昨日の日経平均はようやく反発。
米中両国の為替に関する合意の話や、
日本政府による株価の防衛出動(PKO)など、
上昇を誘う材料が効いた形となって、
5営業日ぶりにようやく反発しました。
ただ、東証1部の売買代金は2兆円を大きく割り、
安値を拾おうという気配もみられず、
前場では一時はマイナス圏に沈んでいます。
反発した値幅も100円前後と大きくはなく、
「節目」の攻防に失敗して後の下落幅が、
1000円近くに達しようということを考えると、
リバウンドにしてはいささか寂しいものでした。
昨夜は米国株も上昇しているため、
日経平均も反発が継続すると思われますが、
多くの人が「次の材料」を待ち、身構えています。
日本企業の「稼ぐ力」が目減り傾向にあるため、
下げていく余地もそれだけ広がっており、
買いに転じるきっかけもまだつかめません。
こうなると材料次第となりますが、
米中は首脳会談をいつ行うつもりなのか、
行うとしてどんな合意が可能なのか、
3月中旬の今になっても確定することはなく、
また、英国のEU離脱については英国議会も、
またEU側も基本的には強硬スタンスであり、
ギリギリのところまで判然としないのは、
前号メルマガ(第255号:3月10日)のなかで、
それぞれ詳しく分析したところです。
米中も英欧も出てくる材料次第で、
相場には天と地ほどの違いが出てきますが、
良くも悪くも情報が錯綜していますから、
この状況でなんらかのポジションをとるのは、
どうしても「丁半博打」になってしまいます。
今日以降はまずは英国内の動きをみて、
EU側がどう反応するつもりなのか、
徐々に判明すると思われますが、
いずれにせよ出てくる材料のひとつひとつを、
正しく理解し、反応するしかありませんので、
緊張感の途切れない日々が続いていきそうです。
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