世界「金融正常化」に取り残される日本を待つもの。
昨日の日経平均は続伸。
米国の金利上昇の一服から、
買い戻しが主体となる形で、
リバウンドの戻しが継続し、
2万7千円ラインを回復です。
ただ、後場には伸び悩んで、
上値が重い印象も受けており、
買い戻しが一巡した後に、
さらに伸びていくかどうかを、
疑問視させる値動きでした。
ウクライナでの戦争について、
激化と長期化が懸念されるなか、
米国では「引き締め」の観測が、
さらに強まっているところです。
欧州も「量的緩和」を終了して、
世界的な金融正常化の流れが、
加速していくという状況下で、
日本のみが金融政策を動かせず、
強い「円安」圧力がかかります。
世界の潮流に取り残されてしまい、
この先に何が待っているのかを、
懸念する声は高くなっています。
日本政府も重い腰を上げて、
なんとか対処しようとしますが、
政策的な資源には限界もあり、
実体経済への悪い影響を、
どこまで食い止められるかは、
よく考えておきたいところ。
以前から指摘してきた通りに、
大きく相場全体の方向性が、
形成されているのは確かであり、
準備も対処も必要でありますので、
次号メルマガ(第417号:4月17日)で、
今後の相場シナリオを分析する予定です。
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