昨日の日経平均は、寄り付き直後に高値15141.14円を記録。

4月高値(15164.39円)にあと一歩と迫りました。

日中はいったん15016.81円(安値)まで押し戻されたものの、

引けにかけてまた盛り返し、終値は15079.37円の小幅続伸。

強いは強いのですが、やや上値が重くなったように思います。

ただ、昨夜のECBでマイナス金利の導入というドラギ・マジックにより、

欧州、米国ともに株価が上昇しました。

日経平均は4月高値をめぐる攻防になると考え、

昨日の朝、拾った15120円の玉はいったん15105円で利食いをし、

4月高値付近15160円に指値をして寝たら、うまく刺さっていました。

明日は米国雇用統計。

そして、来週は日銀決定会合とメジャーSQです。

前号のメルマガで「今週のうちに高値をつける可能性が高い」と申し上げましたが、

25D乖離率、騰落レシオともに過熱圏に差し迫っており、

実際、今、かなりいいところにいます。

週明けから先週の勢いを加速させ、ぶっとびで上げてきた日経平均がどうなるかは、

今日から来週にかけて決まります。

何度も申し上げてきたように、

米国株高と中国の景気維持という良好な外部環境の上に、

政府の繰り出した「玉」がうまくのっかり、

「数年に一度あるかないか」という超スピード上昇を続けてきた日経平均ですが、

上昇の根拠となっているものはいずれも薄弱な基盤の上にあります。

6月の成長戦略で目玉となるのは、はっきり言って「法人減税」だけですが、

財務省、自民党税調はすっかり「骨抜き」の仕掛けを整えつつあります。

(霞ヶ関に異変が起きています。具体的な中身は今週末のメルマガで書きます)

GPIFが本格的に資金投入できるのは夏以降のようですが、

追加緩和とGPIFを撃ち尽くしてしまったら、もう後が続きません。

前回1997年の消費増税の際は、半年くらい後から増税の影響が表面化しましたが、

今回の増税から半年後になる9月頃にはもう、政府が「玉」切れになる恐れがあります。

実際、メルマガにも書いたとおり、麻生財相は7ー9月の景気については注視していますが、

10月以降の景気失速については「知らない」と国会ではっきりと述べています。

私は、日本市場はこの5ー6月にいったん日本市場が底値をつけ、

そこから本当の政策要因でじりじりと年末にかけて上がるシナリオが、

日本経済にとってはベストと考えてきました。

しかし実際は、「政府の絶対防衛ライン」である14000円を不自然な形で防衛し、

中身が曖昧なのに、かなり無理をする形で株価を押し上げてきましたので、

いつかこの無理のツケを払わされることを危惧しています。

この6月をうまく乗り切ったとしても、9月以降の危機が大きくなります。

また、米国、中国、欧州、新興国のどこかのセクターで、

何か突拍子もないことが発生した際には、日経平均の崩落度合いはより大きくなります。

外部環境がいつまでも良好で、政策的な「玉」が全部ヒットすれば、

年末の日経平均が17000ー18000円というのは決して不可能ではありませんが、

能天気に楽観的なシナリオに乗る投資家よりは、安心、安全、堅実な投資を心がけるほうが

生き残る確率が高いことは、歴史が証明しています。

私は、上げの余地がどんなに大きくても、この水準から上昇の流れに乗る気にはなれません。

いずれにせよ、私達の投資手法では、

相場が上がろうと下がろうかあまり関係ありません。

上がるなら上がったで、上がり切ったその先に「異常値」があればそこがチャンス。

下がるなら下がったで、下がり切って「大底」をつければそこもチャンス。

刻々に変わる状況を、どう「予測」するかの勝負ではなく、

刻々に変わる状況に、どう「対処」するかの勝負を戦っているわけですから、

時々刻々、適時適切に機動的に対処することに徹するのみです。

とりあえずは、6月第1週の過熱相場の高値圏で「売り玉」をつかんでます。

第2週に波乱があれば大勝利。思惑が外れたら逃げるだけです。

こんな感じで、私は「負けない」取引に徹しています。

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