昨日の日経平均は続伸。

北朝鮮との即時開戦が遠のいたという観測で、

大幅に円安の方向に進みました。

また、米国経済が依然として絶好調で、

混乱する政界をよそに米国株は高値を維持。

このように海外からの下げ圧力が緩和され、

お盆明けからかなり売り込まれた日本株が、

このあたりでいったん反転上昇をするのは、

相場のリズムとしては納得できるところです。

まだもう一歩、伸びが足らない感じがしますが、

週明け早々のトランプ大統領の不規則発言や、

北朝鮮によるミサイル上空通過がなければ、

前号メルマガ(第175号:8月27日)で指摘した、

「例の水準」に到達していた可能性は、

確かにあったといえます。

というところで9月を迎えました。

このまま平穏無事に過ぎることを願いますが、

9月は厄介なことが目白押しで控えています。

そのいずれも誰にとっても未経験となる、

「別次元」の厄介さになる恐れがあります。

例えば。

北朝鮮による「地政学リスク」については、

来週あたりもうひとつの「ヤマ場」があり、

特に日本にとっては「別次元」の「危機」です。

政府は非常に緊迫して情勢を注視しています。

(ちょっとブログには書けない裏事情もあります)

米国の「政治リスク」については、

来週からが駆け引きの本番となります。

大統領自身が自国の政府や経済全体を、

人質にとるかのような強硬発言をするという、

これまた「別次元」の「危機」になっています。

また、金融政策も「別次元」に移行します。

金融当局は冷静さを維持しているとはいえ、

思ったことが思ったようにいかないのが、

金融政策の厄介さであり、

当局がいかに冷静に判断し行動しようとも、

些細な材料で相場を揺さぶる筋がいることが、

市場の怖さでもあります。

日本の政界も今日の民進党代表選を受け、

本格的な「秋の政局」に突入していきます。

お盆が明けて安倍政権にとっては、

いくつかラッキーな「追い風」が吹いていますが、

政界が流動化しつつあることは変わりありません。

(これまた現時点ではブログには到底書けない、

いくつかの重要な情報があります)

少なくとも国際関係や政界の実際のところは、

報道されているよりはるか先を行っています。

こうしたことを勘案するにつけ、

「9月相場」の展望と注意点については、

いくつか重要なものがみえてきていますから、

次号メルマガ(第176号:9月3日)のなかで、

オモテに出せない裏事情も踏まえながら、

「9月相場」の展望について分析を致します。

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