日経平均は「高値圏の攻防」が続きます。

先週は「米中協議」への「期待」で、

瞬間的に「高値トライ」に成功したものの、

「期待」を裏付ける具体的内容が続かず、

利確の売りに押されて値を消しました。

米中双方の高官から繰り返し繰り返し、

「協議の成立は近い」とアナウンスされ、

「期待」だけは維持されていますが、

合意内容や署名の日時や場所などに、

「具体的な内容」は何もありません。

そして週末にかけてはトランプ大統領が、

「香港人権・民主主義法」に署名をし、

米中間の報復合戦の再開が警戒されて、

上昇の勢いにストップがかかっています。

中国政府は強烈な不満を表明して、

報復措置を宣言しているために、

貿易協議にどう影響してくるかを、

投資家としては見極めたいところです。

ただ、口では報復を明言したものの、

中国側はその後、沈黙を保っており、

「具体的な内容」は全くみえてきません。

むしろ、米中双方の高官が平仄を合わせ、

この問題と貿易協議を切り離した上で、

「協議の成立は近い」と繰り返しており、

市場の「期待」維持に躍起の状況です。

こういう状況で日経平均は「例の水準」に、

ピタリと張り付くようにして週をまたぎ、

「12月相場」に突入したわけですが、

米中の貿易協議も香港人権法の問題も、

いつまでも「先送り」ばかりはできず、

今後のカレンダーを見てみる限り、

年内には何らかの動きがありそうです。

前号メルマガ(第293号:12月1日)では、

諸情勢を勘案した12月の重要日程で、

日経平均がどう動く可能性があるかを、

複数の要素とともに分析していますが、

いずれも「のるかそるか」の重大事であり、

市場へのインパクトは巨大といえます。

「米中対決」の行方だけではなく、

英国や日本の国内政治の状況も、

この12月は「のるかそるか」であり、

国家や政権の命運を決める重要日程が、

ここしばらく目白押しという状況です。

右に行くか、左に行くかの予測は、

かなり困難なことが多いとはいえ、

何かが起きた時、市場がどう動くかは、

事前のシミュレートが可能であり、

あらかじめよく考えておいてこそ、

「その時」に適宜適切に動けるものです。

そんなわけで、気を引き締めて、

2010年代最後の月に臨みたいところです。

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