昨日の日経平均は前夜のNY市場の大反発を受け、寄付から15700円台と高く始まりました。

しかし、その後がいけません。

日中いっぱいかけてずるりずるりと低下して、ほぼ安値引けとなる15478.93円で引け。

15500円台を割り込んだことで、先週まであった先高感は消えつつあります。

もっとも、今日がSQですので、おかしなことが起こって不思議ではありません。

昨夜のNY市場の下げもあって、今朝の日経平均は極端な安値から始まりそうですが、

SQ要因が終わった今日の日中、どこまで戻すかに注目したいと思います。

ところで。

本日、10月10日は、ウォッチャー達は「あること」を地味に警戒をしています。

北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日なのですが、この式典に金正恩氏が出席しなければ、

ちょっとした騒動になるかもしれません。

「成人病らしい」「肥満とシークレットブーツで足首を骨折した」といった話題が、

ちらりほらりと聞こえてきて、9月4日以来、公の場から姿を消した金正恩氏ですが、

いくら、高官が重病説を打ち消しても、重要な記念日に姿を見せないと威信は低下します。

「張成沢粛正事件」や、「中国との角逐」と「日本への擦り寄り」の背景には、

金正恩氏本人というより、彼を補佐(?)する軍部の集団指導体制の意志があるとされ、

場合によっては、軍部クーデター説もあると言われています。

事実、9月12日頃には安倍首相訪朝の噂も流れていたのに、一転して話が進まなくなり、

平壌が封鎖されたとか、北からの情報が突如途絶えたとか、

あんまり芳しくない話がちらほらと漏れてきます。

(「政変」説はだいたい中国発ですから、特定の政治的意図がありますが・・・)

いったい何が起こっているのか、詳しくはわからず、

知っていたとしても一般公開するこのブログに書くわけにはいきませんが、

安倍政権は発足時から一貫して「その日」に備えています。

今や、安倍政権の合計任期6年がほぼ「確定」となっていますが、

おそらく、安倍政権はその任期中に「その日」に遭遇し、

困難な対処を強いられる可能性が非常に高いと私は見ています。

なぜ、こんなことを書くかというと、

一昨日発表された日米「新ガイドライン」の中間報告です。

例によって、メディアはピント外れの批判を繰り返していますし、

そもそも●●系が支配するマスコミには書けない分析ではありますが、

水面下では、東アジアの歴史を揺るがすような事態が進行中です。

これを正しく押さえるかどうかは、富裕層になるか破産するかくらいの、

大きな差が出てくる問題になり得ると私は考えます。

そろそろ耳にタコができたでしょうが、私は、アベノミクスによる「株高」は、

政権の指導力が維持され、政策軸がブレない限り、必ず継続するとみています。

しかし、北朝鮮の「その日」のような「グローバル・リスク」によって、

何度か大混乱に見舞われ、奈落の底に叩き落とされる可能性があります。

投資家としての私は、大混乱で大底をつけた後の回復局面こそが、

絶好の投資機会だと考えています。

例えは悪いかもしれませんが、終戦後、大混乱の際に、

金属、機械、石油関連の株や、底値でタダ同然の土地を買いあさった人は、

いずれも、街を代表する大金持ちになっています。

また、リーマンショックで「資本主義は終わりだ」などとパニックが広がるなか、

企業の収益力だけを判断基準にして買い向かった人は、

その後5年間の株価上昇局面で巨富を得ました。

(実際問題、アベノミクスで株長者となった人々の多くが、

リーマンショックの大暴落局面で仕込みを完了し、

今はその利益を都心の不動産に置き換えて、左うちわで暮らしています)

「グローバル・リスクで、実際の企業価値以上に下げる」

「政策要因で、実際の企業価値以上に上げる」

株式相場は、古今東西、これの繰り返しです。

本当に賢い投資家は、好景気・株高で人々が踊るときには、

絶対に高値の株や不動産などには手を出さず、

底値に沈んでいる金や、円、ドルなどをごっそり買い込みます。

そして、数年に一度の大事件で世界がパニックになり、

「安全資産」の金、円、ドルなどを高値できれいに売り抜け、

タダ同然になった株や不動産をごっそり買い込んで、

景気の回復局面を待つのです。古今東西、これに繰り返しです。

次のメルマガ(第25号:10月12日発行)では、

北朝鮮で何が起ころうとし、安倍政権は何を準備しているのかを、

可能な限り書いてみたいと思います。

むこう数年間の貴重な「羅針盤」となると思いますので、お楽しみに!

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