新たな「危機」の火種も燻る。
先週の日経平均は高値圏で推移。
米欧の信用不安がいったん後退し、
外的要因が落ち着いたところに、
日銀と日本政府の努力もあって、
高値圏を維持できています。
このまま好環境が継続すれば、
どこが「ターゲット」になるか、
前号メルマガ(第470号:4月23日)で、
株価位置の観点から分析しており、
まだ上値余地はあるといえます。
とはいえ。
上昇局面を担保する環境が、
いつまで継続するのかの点に、
不安があるのも確かであります。
米欧は連鎖破綻の危機を、
いったん封じ込めており、
その努力は評価されるにせよ、
問題は根本解決してはおらず、
次に危機が破裂したならば、
当局に余力があるかどうかを、
よく考える必要がありますが、
先月の金融システム不安に加え、
さらに厄介な危機の兆しが、
すでに危惧されていることを、
前号メルマガで指摘しています。
こうした状況で植田日銀は、
最初の決定会合を迎えます。
相場環境がどう変化していき、
そこで何が起こり得るのかを、
考えておくべき局面です。
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