(午前0時の更新です)

日経平均は13連騰。

13連騰は約30年ぶりとのことです。

もっとも、まだ「上値余地」はたっぷりあり、

まだ高くも低くもない位置です。

いわばここが「本来いるべき位置」といえます。

ちょうど衆院選の投開票日の直前に、

前号メルマガ(第182号:10月15日)で指摘した、

その「本来いるべき位置」に達したわけです。

「政治リスク」を再燃させるサプライズもなく、

「地政学リスク」は依然として膠着状態であり、

さらに冷たい風雨に続いて台風がやってくるなど、

政権への「追い風」というより「神風」が、

夏から日経平均を低迷させていた「相場の蓋」を、

見事に吹き飛ばした格好となっており、

本来の「潜在力」の通りの位置に戻した格好です。

(日経平均の「潜在力」については、

次号メルマガでもその定義を詳述します。

後述する安倍政権の「玉」次第によっては、

「潜在力」が上下することはあり得ます)

ただし、直近の上昇がやはり急すぎたこと、

何よりいったん「ターゲット」の株価に達したこと、

また、衆院選「後」に何があるか気になることもあり、

そろそろ「一度お休み」があってもよい頃です。

また、これだけの連騰の後ですから、

ほどほどの日柄調整をかませていかないと、

長く大きな上昇局面にはなり得ませんし、

失速の際の下げがキツイものとなりかねません。

衆院選での与党側の勝利が確実になって以降、

ここまでの上昇には危うさは感じませんでしたが、

このままここから上昇が続くようであれば、

おっかなびっくりの危ない動きになりそうですので、

やはり、あまり欲をかかないことが賢明かと思います。

さて。

衆院選「後」の政権の「玉」について。

「小池騒動」が派手すぎたこともあって、

経済政策についての議論が印象に残っていませんが、

安倍政権は国会での再指名の後、なるべくすみやかに、

具体的な「玉」を示し、実行するはずです。

まず、予算をどう組むかという点で、

「景気拡大」か「格差是正」か「財政再建」かの、

安倍政権の「経済政策上の力点」が注目されます。

また、何よりも市場が重要視するのは、

今後も「異次元緩和」が続くのかどうか、

続かないとすれば「出口」をどうするかについて、

安倍政権がどんな「対話」を行うのかという点です。

いずれにせよ来年4月には黒田総裁の任期は切れます。

黒田氏の続投か新総裁の指名かといったことが、

そろそろホットな話題にならないとおかしいのです。

もし、きちんと臨時国会を開いていたら、

「異次元緩和」の総括と「出口戦略」の話、

そして日銀総裁の後任論といったことは、

必ず激しい議論になっていたはずですから、

解散総選挙で「先送り」されたそれらの問題に、

政権はなるべく早く答を示す必要があります。

市場というのは国会質疑とは違いますから、

のらりくらりでかわすわけにはいきません。

政権側の対応が不十分であったり、

疑惑や疑念を抱かせる内容であったならば、

市場は即座に「しっぺ返し」をくらわせかねません。

年末、そして年明け以降の相場展望というのは、

そうした衆院選「後」の政権が繰り出す、

「玉」の内容と市場の反応によるところが大です。

次号メルマガ(第183号:10月22日)では、

そうしたことも勘案して分析を進めてまいります。

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