衆院選は今週が「ヤマ場」。
衆院選は10月10日に公示とされていますが、
最大のヤマ場は今週かもしれません。
安倍総理から「解散の大義」が発表され、
何についての選挙なのかが明確になります。
また、国政政党としての「小池新党」が発足し、
「選挙の構図」が定まっていきます。
どちらも前号メルマガ(第179号:9月24日)で、
詳しく分析をしたので重複を避けますが、
「解散の大義」が何になるかが発表され、
各選挙区の「選挙の構図」が定まれば、
選挙戦のシナリオもほぼ定まってきます。
「火事は最初の1分、選挙は最後の1分」ですから、
10月10日の公示日以降にも情勢は動きますが、
その後、情勢がどう動くにしても、
いったん定まった枠組みの中での動きになります。
その意味で今週が大きなヤマ場といえます。
前号メルマガでその理由を述べましたが、
予想される「解散の大義」はそう悪いものではなく、
日本の未来に希望が灯る可能性もあると考えますが、
しかし、同時に深刻なハレーションも警戒されており、
すんなりとコトが進むかどうかはやや不透明です。
また、「選挙の構図」についてはさらに不透明。
党名も綱領も政策も不明な新党に、
与党からも野党からも大量に駆け込むという、
かつてない現象がすでに発生していますが、
どんな名前になり、何を訴える政党なのかは、
今週、ようやく、はっきりすることになります。
そして、新党がどれだけの候補を立てるかが決まり、
これに対する民進党の態度が決定すれば、
「選挙の構図」はそれで定まるでしょう。
市場もメディアも漠然と、
「議席はちょっと減るだろうが与党が勝つ」
という見込みで動いているようですが、
現時点で出ている情勢調査というのは、
全選挙区のうち民進党の候補は半分しかおらず、
新党から候補はほとんどいないという状況で、
一応、人々の意見を確認したものにすぎません。
今後、それぞれの選挙区で役者が出揃い、
「自公vs民進(+共産)」
「自公vs新党」
「自公vs民進(+共産)vs新党」
(主に関西では維新も大きなファクターです)
の構図のどれになるかによって、
与党側がどれだけの議席を獲得できるかは、
大きくその予測が変わってくるでしょう。
前号メルマガに書いたように、
与党側の勝利が確実であるならば、
日経平均には「あの水準」まで上昇していく、
潜在力があるものと考えられますが、
与党が確実に勝利できるかどうかは、
「解散の大義」を国民の側がどう受け取るかと、
そして何より「選挙の構図」次第といえます。
日経平均の今後を占う意味でも、
その意味で今週はヤマ場といえます。
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