最近の超富裕層・富裕層の動向。
(午前0時半の更新です)
昨日の日経平均も膠着状態が継続。
幾多の重要イベントを前にして動くに動けません。
日経平均は「雪隠詰め」が続いています。
年初からのメルマガで繰り返し申し上げてきた通り、
米国の「金ぴか時代」への「期待」はあるものの、
内外の「不安」もずっとのしかかっています。
しかも、「期待」も「不安」も超ド級ですから、
市場から不透明感が払拭されない限りは、
どちらかにポジションを取るのは丁半博打となります。
今年になって1月18日の安値18650.33円から、
3月2日の高値19668.01円までの値幅が、
わずか1000円くらいしかないという珍しい状況が、
もう3か月近くにわたって続いているわけです。
当面の不透明感は間もなく払拭すると思われ、
それなりの市場に方向性が出て来るはずですが、
しかし、後から後からいろんな材料が湧いて出るのも、
今年になって継続する珍しい状況であるともいえます。
まだ開票結果が出るまで油断はできませんが、
オランダの総選挙は大波乱を引き起こすことはなく、
欧州の緊張が緩和しつつあると思われた一方で、
英国のEU離脱等に関して様々な新たな懸念が浮上しています。
米国のFRBは順当に利上げを決めると思われている一方で、
トランプ政権の「玉」の具体的な肉付けはイマイチです。
安倍総理と官邸は一連のダメージ・コントロールに成功し、
法的な「逃げ切り」はほぼ大丈夫と思われた矢先に、
寵愛してきた防衛大臣が余計な答弁で引っ掻き回し、
政権の政治的ダメージを深刻化させつつあります。
一連の日程を波風立てずに通過できれば、
「円安・日本株高」となる条件は整っているはずですが、
なかなかそうは問屋が卸さないのがもどかしいところ。
いずれにせよ、重要イベントを間もなく通過して、
だんだんと方向性が見えてくると思われますので、
もどかしくても待つほかはないと思われます。
ところで。
昨日もある金融機関の方とお会いして、
最近の超富裕層・富裕層の動向を教えてもらいましたが、
積極的にリスクをとって資産を拡大するよりは、
近未来の「最悪のシナリオ」に備えている方のほうが、
圧倒的に多いという話を聞きました。
その「最悪のシナリオ」とは、
私が「2014年総集編」などで述べてきたそれですし、
前号メルマガ(第151号:3月12日)で触れたような、
政治的意味での「狂気」も含まれているとのこと。
さすがに巨富を築いた方々は感度が非常に高く、
私たち「プロ」が国家中枢やその周辺で得た情報を、
漠然とであっても正確に肌で感じとった上で、
迅速に熟慮し、雷速で行動に移しておられるようです。
彼らの動向に未来のヒントがあるはずですから、
未来の超富裕層・富裕層を目指す方々にとっても、
知っておいて損はないと思われますので、
次号メルマガ(第152号:3月19日)でご紹介します。
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