物価、金利、為替の動向と日本政府の「玉」。
昨日の日経平均は大幅に続伸。
米国の長期金利上昇が一服し、
米国株が上昇する「追い風」で、
日本株にも上昇圧力がかかり、
さらに日本政府が与党の圧力で、
補正予算を組むと報道されて、
上昇に弾みがつきました。
国会の会期は残りわずかで、
決して楽とはいえない日程ですが、
大型の補正予算を組むのであれば、
少なくとも株価の押し上げ効果は、
それなりにあるものとみられます。
新型コロナの「第7波」の勢いが、
さほど増してはいないことと、
政府がこれから出す「玉」に、
一定の株高効果があることは、
日経平均の上昇要因になることは、
これまでのメルマガのなかでも、
触れてきていることでありますが、
海外要因に一服感の出ているなか、
こうした「玉」が飛び出したことで、
上昇の値幅を大きくしています。
もっとも、米国の金利動向などは、
当局・要人の発言のひとつふたつで、
大きくまた変化しかねないものです。
昨夜もパウエルFRB議長の発言を受け、
また金利が上昇気味に推移しており、
株価を下げてしまっています。
今後、ウクライナにおける戦争が、
どう推移していくのかとも連動し、
物価、金利、為替が動くなかで、
日本政府が準備する「玉」などが、
どの程度の効果を持つかということを、
よく考えておく必要はありますので、
次号メルマガ（第418号：4月24日）で、
それらを踏まえた分析をする予定です。
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