「攻守逆転」はあるか。
(午前0時の更新です)
先月から安倍政権に吹き荒れる大逆風は、
しかし、先週後半から質的に変化を遂げつつあり、
政権側は速やかに「反撃」の姿勢に移りつつあることは、
前号メルマガ(第151号:3月12日)で詳述しました。
無論、政権に蓄積したダメージは小さくはなく、
下手をすると「まさか」のシナリオはあり得るだけに、
官邸としては慎重の上にも慎重を期すべき時ですが、
森友学園の件では法的な「逃げ切り」に成功しつつあり、
また、「解散カード」を大胆に提示してみせたことで、
野党側が浮足立ち、腰が砕けつつあるようです。
昨日、民進党の党大会が行われましたが、
民共勢力への政権交代は心配しなくて良さそうです。
また、もう一方の脅威である小池新党のほうは、
先週、ようやく国政候補の選定に着手しており、
都議選に向けて煽ってきた勢いでもって、
国政選挙に乗り込むシナリオは遅れをとっています。
南スーダン、共謀罪、天下り、森友学園と続いた炎上劇に、
なんとかダメージ・コントロールが間に合った上に、
「解散カード」を示して「攻守逆転」が成功し得るわけで、
当然ながらこれは日経平均の値動きにも影響します。
相場見通しの詳細は前号メルマガに書いておりますが、
これほどダイナミックに国内政治が動くのをみて、
どの「永田町雀」も鳥肌を立てて情報を収集しています。
今週は海外要因でもかなりの程度、
「不透明感」が払拭される可能性が高いといえます。
これまた前号メルマガに詳述したところですが、
東アジアはまだまだ混迷しているものの、
米国と欧州はなんらかの方向性が出て来そうです。
良いシナリオ、悪いシナリオのどちらもありますが、
いずれにせよ、材料がはっきりと揃ってくれば、
相場の先行きはずいぶん見通しが良くなります。
安倍政権も日本市場への参加者たちも、
先月からフラストレーションが溜まってきましたが、
今週、ひとつふたつのヤマを越えたならば、
ずいぶん違う景色が見えてくるかもしれませんので、
そのつもりで相場をウォッチして参りたいと思います。
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