「第2の衝撃」はあるか。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は大幅続伸。
「金利」と「為替」が落ち着いたこともあり、
再び「2万2千円ライン」を上回ってきました。
もっとも、昨日の上昇は先行きが好感されて、
積極的に買いが集まったとはいえませんでした。
重要日程を前にして売買を手控える投資家が多く、
結果として「閑散に売りなし」になった形です。
2月に浮上した一連の新しい材料のため、
相場をめぐる「不透明」さが残ったままです。
前号メルマガ(第201号:2月25日)でも書きましたが、
日米の金融政策がどう推移していくのか、
安倍政権は今後、有効な「玉」が出せるのかを、
しっかり見極めていきないことには、
上に行くのか下にいくのかの判断は困難です。
何事もなく波風穏やかであるならば、
日経平均がこんな「株価位置」のはずはありませんが、
今後の日米両国の金融当局の出方次第では、
2月初旬の大暴落に続く「第2の衝撃」があり得るだけに、
投資家が慎重になるのも仕方ないのではないでしょうか。
また、国会は相当に緊迫しています。
政府・与党としては早々に予算案を採決し、
必ず今月中に衆院から参院に送りたいのですが、
すったもんだの紛糾が深夜まで続いており、
次の日程が全く決まらない状況です。
こんなに遅くまで数千人を待機させるようでは、
永田町や霞ヶ関こそ「働き方改革」が必要だと、
国会関係者は自嘲気味に吐き捨てていますが、
こうした混乱が広がれば広がるほど、
今後の政権運営が苦しくなっていきます。
ちょっと前と違って与党が乱れ気味であり、
野党が結束の方向に向かっているということは、
前号メルマガで詳しく解説した通り、
今後の政治日程を考えると不気味なことです。
政局、政策が景気や株価に与える影響を考えると、
「3月相場」はひとつの分水嶺になりかねませんので、
しばらくは政界の動きにも要注目といえます。
ともあれ国会は明日以降も混乱が続きそうですので、
今日のところはこのあたりで。
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