安倍政権は経済政策を転換するか。
(午前0時の更新です)
週明けの日経平均は続伸。
今週のかなり重要なイベントを前にしていますが、
イベント後の上昇を織り込みつつもある動きです。
無論、どんなハプニングがあるか最後までわからず、
「まさか」の可能性も皆無ではないのですが、
しかし、「不安」心理に対抗するだけの、
「安心」と「期待」も増加しつつあることは、
前号メルマガ(第151号:3月12日)で申し上げた通りです。
為替がなかなか1ドル115円のカベを超えていきませんが、
株が大きく売り込まれる悪材料も当面、見当たりません。
昨日も国会では参議院で予算委員会で審議が行われましたが、
先月末から大炎上していた安倍総理も他の閣僚も、
野党側の追及をほぼかわし「逃げ切り」モードの答弁が続きます。
実際に「解散カード」が切られるかどうかはともかく、
今、解散されたら党が崩壊しかねない野党としては、
あまり総理を追い込みたくないのも無理はありません。
先月から後手後手に回っていた政権側は、
どうやら「攻守交代」に成功しつつあります。
では。
政権側が「攻め」に転じるとして、
日経平均がどう上昇していくかが重要です。
もちろん、海外要因の「危機」が破裂しない前提ですが、
安倍政権が政策的に独自の株価上昇力を作り出せるのは、
「次の解散総選挙」が最後になる可能性があるだけに、
「解散カード」にともなう株高「期待」の正体というのは、
全ての投資家が認識しておきたいところです。
永田町に時ならぬ「解散風」が吹いていますが、
「解散の大義」は何になるのか、
解散にともなう経済政策の「玉」が何になるかは、
さっぱりわからないまま風に吹かれて右往左往しています。
事実、政権が「解散の大義」をでっち上げ(?)るため、
経済政策を大転換する可能性がないわけでもなく、
これに対して財務省や日銀が警戒を強めつつあることは、
前号メルマガでも少し触れたところではあります。
このまま野党の腰が砕けて「解散風」が沈静化するか、
好機を逃さず政権側が徹底反撃に転じるのかは、
いずれにせよ今週あたりがヤマとなりそうです。
今年中盤以降の日経平均のシナリオにも、
極めて重大な影響を与える話ですので、
次号メルマガ(第152号:3月19日)で引き続き触れます。
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