【5月13日】 綱引き (朝の情勢分析)
おはようございます。
東ウクライナ2州が独立宣言をし、
暫定ウクライナ政府との間の衝突も続いていますが、
ダウは史上最高値を更新。
先週、ウクライナ不安から、
日米ともに急落したのはいったい何だったのかと、
思う方も多いことでしょうが、
やはりあれは、このブログで申し上げたように、
イエレン議会証言前を狙ったヘッジファンドの
「仕掛け」に過ぎなかったようです。
ウクライナで本当に起こっていることは、
メルマガのほうで書きましたが、
当面のところ「グローバル・リスク」には発展しません。
中国とベトナムの衝突も、
両国とも海軍の本格出動を慎んでいますから、
これが大きな混乱の種になることもなく、
外部環境はひとまず落ち着いています。
私は日経平均について、
1)消費増税にともなう重し
2)中国失速懸念にともなう重し
の2つが、
年初から「下落要因」としてずっしりとのしかかり、
これに対抗する、
①米国株高
②追加緩和「期待」
③成長戦略「期待」
の3つの「上昇エネルギー」との、
「奇妙な均衡」が続いてると申し上げていますが、
外部要因が落ち着き、
「上昇エネルギー」の①米国株高が継続するなら、
ひとまずは上昇します。
昨日も旺盛な空売りがなされたようですが、
下に行かないとなると買戻しが出てきますから、
今朝の日経平均は高く寄り付き、
「居心地のいい水準」の上のほうを目指しそうです。
TPPや成長戦略などの政策要因が、
ポツリポツリと漏れてくることも支援材料になります。
ただし、上にも、下にも、
巨大エネルギーが溜まりつつある中での「綱引き」です。
「連休明けしばらくは落ち着いた展開になる」と書きましたが、
何も材料がない閑散相場となることを言ったのではなく、
ブレークすれば大きな動きになる「嵐の前の静けさ」を言ったものです。
連休明けからずっと、日経平均は14000円台前半の
数百円という極めて狭いレンジで煮詰まってますが、
均衡が破られるのは、そう遠くありません。
均衡はいつも、予想もしない形で破られ、
その後の展開はいつも、人々の予想を裏切ります。
「期待」と「失望」と「楽観」と「恐怖」と。
いろいろな思いがないまぜになる、
五月相場からの展開の先に、
私たちの狙うチャンスは、あります。
上に動いても、
下に動いても、
動けば動くだけ大きなチャンスになりますから、
慌てず、騒がず、じっと機会を待ちたいと思います。
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