おはようございます。

東ウクライナ2州が独立宣言をし、

暫定ウクライナ政府との間の衝突も続いていますが、

ダウは史上最高値を更新。

先週、ウクライナ不安から、

日米ともに急落したのはいったい何だったのかと、

思う方も多いことでしょうが、

やはりあれは、このブログで申し上げたように、

イエレン議会証言前を狙ったヘッジファンドの

「仕掛け」に過ぎなかったようです。

ウクライナで本当に起こっていることは、

メルマガのほうで書きましたが、

当面のところ「グローバル・リスク」には発展しません。

中国とベトナムの衝突も、

両国とも海軍の本格出動を慎んでいますから、

これが大きな混乱の種になることもなく、

外部環境はひとまず落ち着いています。

私は日経平均について、

1)消費増税にともなう重し

2)中国失速懸念にともなう重し

の2つが、

年初から「下落要因」としてずっしりとのしかかり、

これに対抗する、

①米国株高

②追加緩和「期待」

③成長戦略「期待」

の3つの「上昇エネルギー」との、

「奇妙な均衡」が続いてると申し上げていますが、

外部要因が落ち着き、

「上昇エネルギー」の①米国株高が継続するなら、

ひとまずは上昇します。

昨日も旺盛な空売りがなされたようですが、

下に行かないとなると買戻しが出てきますから、

今朝の日経平均は高く寄り付き、

「居心地のいい水準」の上のほうを目指しそうです。

TPPや成長戦略などの政策要因が、

ポツリポツリと漏れてくることも支援材料になります。

ただし、上にも、下にも、

巨大エネルギーが溜まりつつある中での「綱引き」です。

「連休明けしばらくは落ち着いた展開になる」と書きましたが、

何も材料がない閑散相場となることを言ったのではなく、

ブレークすれば大きな動きになる「嵐の前の静けさ」を言ったものです。

連休明けからずっと、日経平均は14000円台前半の

数百円という極めて狭いレンジで煮詰まってますが、

均衡が破られるのは、そう遠くありません。

均衡はいつも、予想もしない形で破られ、

その後の展開はいつも、人々の予想を裏切ります。

「期待」と「失望」と「楽観」と「恐怖」と。

いろいろな思いがないまぜになる、

五月相場からの展開の先に、

私たちの狙うチャンスは、あります。

上に動いても、

下に動いても、

動けば動くだけ大きなチャンスになりますから、

慌てず、騒がず、じっと機会を待ちたいと思います。

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