【5月12日】 ダイナミックな綱引きへ (朝の情勢分析)
おはようございます。
何度も書いてきているように、
日本市場には年初から、
1)消費増税にともなう重し
2)中国失速懸念にともなう重し
の2つが「下落要因」としてずっしりとのしかかり、
これに対抗する、
①米国株高
②追加緩和「期待」
③成長戦略「期待」
の3つの「上昇エネルギー」との
「奇妙な均衡」が続いていますが、
じりじりと、上値も切り下げ、下値も切り下げ、
だんだんと14000円を軸とする相場へと近づいています。
14000円の意味するところは、
メルマガでも詳しくお伝えしましたが、
このラインをめぐっての攻防があるとわかっているのならば、
そろそろ、上にも下にも仕掛ける動きが出てきます。
米国に調整(Sell in May)の兆候があるなか、
中国がまた攪乱要因になる可能性も浮上しており、
いろいろな外部要因が、
いつ、目下の「奇妙な均衡」を大きく破る動きとなっても、
不思議ではありません。
ただ、急落局面となっても、
政府にはそれをはねかえす「玉」がいくつかあり、
5月後半から「撃てる」状況になってくることも、
以前にお伝えしたとおり。
すなわち、
「グローバル・リスク」と「政策要因」との、
よりダイナミックな「綱引き」となりそうなのが、
5月後半からの相場です。
ヘッジファンドは、仕掛けるタイミングを虎視眈々と待っています。
政府はなんとしても、「絶対防衛ライン」を死守する構えです。
この駆け引きのあおりで、
相場は上にも、下にも行き過ぎた動きを繰り返すでしょうから、
私たちにとっては大きなチャンスになりそうです。
相場のなかの空気に引き込まれず、
市場参加者の空気がヒートアップしたり、
パニックになるのを、
一歩引いて、冷静にみていくことが、
チャンスをつかむコツではないでしょうか。
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第3号、質にも量にも驚きました。だんだん凄くなってきますね。今後も期待してます。
tk様
ありがとうございます。課題は執筆時間の確保ですが、がんばります。
時鳥