おはようございます。

4月23日 オバマ大統領来日

4月30日 日銀金融政策決定会合

という重要日程を控えて、

いろいろと仕掛けてこられそうな1週間です。

もちろん、

TPPの交渉「成立」ならば買い、

日銀の追加緩和「決定」ならば買い

なのでしょうが、注意すべきは、

TPPの交渉成立「期待」や、

日銀の追加緩和「期待」で買いが入った場合です。

「期待で買って事実で売る」の、

典型的パターンにはまりそうです。

材料が出る前に、「期待」で上げている相場に、

「乗り遅れるな」と焦りを感じて乗れば、

痛い目にあいかねません。

「期待」が不発に終わったときは、

きつい下げが待っていますし、

結果として材料が出たとしても、

もう大半が「織り込み済み」になることも多いからです。

今の14500円の水準を越えて、

「14800円のカベ」、

「15000円のカベ」を、

連続して越えていくには、相当な「追い風」が必要ですが、

その「追い風」が吹くかどうかはギリギリまでわかりませんから、

はっきり言って「丁半博打」です。

市場の様子をみるに、

「TPPの交渉成立」はもう織り込まれ始めており、

(つまり、甘利・フロマン交渉はお互いの国民向けのパフォーマンス)

これが先週、14500円レベルの値固めをもたらしています。

「追加緩和期待」のほうはこれから本格化し、

おそらくオバマ訪日とTPP交渉成立を受けて、

次のロケットエンジンとして点火される、

のではないでしょうか。

そんなわけで、今週は、

「期待」だけで14800円レベルに

到達するかもしれませんが、

そこで買うのは安心・安全・堅実な投資ではありませんので、

これらが「事実」としてどうなるかを見極めたいと思います。

TPPも重要ではありますが、

相場への影響の大きさでいえば「追加緩和」です。

「追加緩和あり」がわかったところから買い、

「追加緩和なし」がわかったところから売っても、

そこから数百円は動きます。

大底や底値のときには、

「これ以上下がりようがない」という「事実」を根拠としますので、

「これから期待感が出てくる」という「予測」にのっても大丈夫ですが、

中途半端に高いレベルでは、

「期待」に乗っかることにはリスクが伴うということをアタマに入れ、

今週の相場を見守りたいと思います。

「期待」ではなく「事実」を根拠とする。

「予測」ではなく「株価位置」を根拠とする。

派手さはないですし、退屈かもしれませんが、

負けさえしなければ、相場では勝者なのですがから、

世間がドキドキハラハラして騒ぎ始めた時こそ、

地味に、堅実にいこうと思います。

【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下の3か所にクリックをお願いします↓↓↓】

にほんブログ村 株ブログへ
FC2Blog Ranking

※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

あわせて読みたい関連記事