年末年始の「超大玉」とは何か。
(午前0時の更新です)
日経平均は相変わらずの膠着状態。
一日の値幅が100~200円という小刻みになって、
日替わりで上がったり下がったりしています。
前号メルマガ(第128号:10月2日)に書いたように、
海外で途方もない「危機」の予兆があり、
「為替」が反転して円安に向かう気配もありません。
現時点で積極的に買う材料がありませんから、
上値が追えない心理もよくわかります。
一方、売り込むのも勇気がいります。
日銀のETF買い、即ち「日銀砲」に対して、
単独で対抗できる主体などあるはずもなく、
実際、ちょっと下がればすぐ上昇してきます。
上下のいずれにも手掛かりがなく、
個人投資家としても様子見をするしかない状況です。
もっとも、「日銀砲」などの株価操縦とは別に、
永田町の妙な「高揚感」が伝播しつつあることも、
だんだん無視できなくなってきました。
8月後半から水面下で吹いた「神風」については、
9月始めからの一連のメルマガと、
特に前号メルマガで詳しく書きましたが、
「政治の秋」を迎えた日本の政界では、
空前絶後の「レジェンド」の達成に向けて、
妙な「高揚感」が漂いつつあります。
海外発の「危機」も気がかりですが、
本当に「北方領土解散」となれば、
選挙の前後、即ち年末年始に「超大玉」が出されます。
そして、安倍政権の思惑通りに事が進めば、
「環太平洋経済圏」に巨大なプレーヤーが加わり、
アジア・太平洋地域の経済構造が大きく変化します。
また、我が国の経済構造についても、
西南方面に比重を置かれてきた「国土軸」そのものが、
明治以来、形成されてきたそれから大きく変わる可能性があり、
そのインパクトは東京五輪やリニアを超えるかもしれません。
仮に、警戒される「近くの危機」が破裂するにせよ、
そのマイナス分を「超大玉」がどこまで補うのかは、
全ての投資家にとって興味あるテーマでしょう。
また、その「超大玉」は、超長期的な日本経済の未来に、
どんな影響(プラス、マイナス)を与えるのかについて、
そろそろ真剣に考えても良さそうです。
無論、それは「捕らぬ狸の皮算用」かもしれず、
「来年のことを言えば鬼が笑う」かもしれません。
実際、外交交渉はまだ完全に終わったわけでもなく、
「領土交渉」の本体と、「8項目提案」については、
最後の最後でサプライズもあり得る状況ではあります。
しかしながら、投資系の情報媒体の中で、たぶん最も早く、
「北方領土解散」の構想をレポートした責任(?)もあります。
(他にそういう媒体があったのならご容赦ください…)
次号メルマガ(第129号:10月9日)では、
最近急に出てきたいくつもの最新情報をふまえ、
年明けとみられている「北方領土解散」に関連して、
年末年始に出てくるとされる「超大玉」の内容と、
その短期、長期の影響について考察してみます。
世界各地で燻る「危機」のインパクトも超ド級ですが、
日本政府が狙う「超大玉」のインパクトも超ド級です。
ど派手な利益獲得のチャンスになる可能性はあります。
お楽しみに。
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