(午前0時の更新です)

下がった翌日には上げ、上げた翌日には下がりと、

9月21日の金融政策発表の後、

さらに方向感がなくなった日経平均です。

先週末の金曜夜、日経先物は16560円で引けましたが、

この株価位置が何を意味するかは、

前々号や前号メルマガ(第128号:10月2日)で書きました。

下に下げる力と、上に行く力が均衡しており、

ちょうどここで均衡しているわけです。

いよいよ10月。

私がかねてから警戒してきた、

「秋の難局」が近づいてきたようです。

特に、海外の報道に一喜一憂することが多く、

寝ている間に「想定外」の悪材料が出ないか、

日本の個人投資家も気が気ではありません。

一連の「危機」が本格的に破裂したなら、

さしもの「日銀砲」も太刀打ちできませんから、

相場が閑散として膠着状態といっても、

市場を見る目は「緊迫感」に包まれています。

ただし。

永田町に目を転じると、

そうした市場関係者の「緊迫感」や、

予想される「危機」は百も承知の上で、

妙な「高揚感」が漂ってもいます。

ヘンな話ではありますが与野党の誰もが、

年明けの「北方領土解散」を否定しておらず、

すでに「戦」が始まったような雰囲気です。

「高揚感」は何も選挙だけが理由ではありません。

前号メルマガでしっかりと書いたように、

「次の衆院選」を契機として、

日本史上に残る「レジェンド」が完成し、

歴史の流れを変える可能性があるという、

ちょっと大きな「高揚感」もあります。

相場自体はちっとも動かず、

ただチャートを見るだけでは飽きそうですが、

しかし、昨今の相場の停滞が意味するところは、

非常に重大なものがあります。

いよいよ10月相場。

いずれにせよ大切なことは、

何があっても生き残り、

やがて来る大チャンスをモノにすることです。

前号メルマガでも詳しく分析したように、

そろそろ大きな流れが定まりつつあります。

冷静に、正確に、波をとらえたいものです。

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