G20。そして「3月の関門」へ。
日経平均は乱高下。ナーバスになっています。
昨日深夜0時の時点では世界的に「不安」心理が台頭。
G20での協調行動を米財務長官が否定したことなどもあって、
再び原油が値下がりし、金と為替が変動するあおりを受けて、
ナイトセッションでは15500円台まで下げました。
ところが、IMFからG20での協調的な景気刺激策への提言が出たり、
産油国が原油価格安定に協調行動することなどへの「期待」で、
一挙にNYダウが反発しました。
日経平均もこれを受けて16200円まで急騰しましたから、
わずか半日の間に700円以上の幅で暴騰劇を演じたことになります。
売り込んだり、買い戻したりする主体はヘッジファンドですが、
そのきっかけは各国の政策当局がどう動くかという「思惑」です。
「上にも下にも」激しく動く神経戦です。
日経平均は、この1週間、上値をクリアに抜くことができず、
むしろ、下値を拡大する「嫌な形状」となっていましたが、
NYダウが上昇に転じつつあり、これに助けられて下げ止まっています。
全体的には「期待」より「不安」が勝りつつあるように思いますが、
各国当局の協調行動への「期待」も根強く存在しており、
政策要因の一発で下げ基調から大逆転する可能性も否定できません。
いずれにせよ、当局の動きで瞬時に地合いが変わる状況であり、
「安心、安全、堅実」な予測が不可能であることが、
こういう局面で私が常に様子見に徹する理由です。
この週末、G20で国際協調の姿がはっきりしてきた後、
「3月の関門」が待っています。
3月初旬から、日米それぞれに事情で大きく動く可能性が高く、
私はそこが今年前半戦の最大の焦点になりかねないと考え、
警戒と期待を込めて市場をみております。
「16100円」を意識した膠着状態が続いてきましたが、
いよいよ材料が出て、動きに方向性が出てくる頃です。
好材料が出て「雪解け」になるのか、
悪材料が出て「春の嵐」になるのかで天と地の違いになりますが、
それぞれのシナリオで市場はどう動くのか、
上値メド、下値メド、また、それぞれのエントリー戦略などを、
次号メルマガ(第97号:2月28日発行)で分析いたします。
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