メジャーSQ週(先週)は連日、上下に振り回されました。

私は自分のセオリーどおりに「様子見」で通しましたが、

あの局面でエントリーをして、「全勝」はまず無理です。

(いらっしゃれば、真の天才か強運の持ち主ですね)

ただ、「振り回された」とはいえ、

冷静に考えてみれば、一週間を通して上下の幅は500円程度。

非常に狭いレンジのなかで強弱感が対立し、

「上にも行けず、下にも行かず」で膠着してしまったとも言えます。

それもそのはず。

今週以降、相場に大きな動きが出る可能性がありますが、

すべて政策当局の「胸先三寸」で決まる以上、

余計の「憶測」や「思惑」で大きくポジションをとると、

場合によっては「死」を意味することにもなりかねなせん。

とりわけ、日米の金融当局が動くかもしれない今週は、

年央の大きなヤマ場のひとつと言えるでしょう。

16-17日のFOMCでイエレン議長はおそらく動かず、

18-19日の日銀決定会合での黒田総裁もやはり動かず、

「米国利上げ」の懸念は9月に持越し、

「日銀追加緩和」の期待は7月につながり・・・、

というのがおおよその予想ではありますが、

しかし、皆がそう思っているときにこそ、「サプライズ」が有効になります。

今週、「サプライズ」は上下どちらにも起こり得ます。

それぞれどんなシナリオかは前号メルマガ(第60号:6月14日発行)に、

たっぷり字数を費やして詳しく分析しましたので興味のある方は、

そちらをご参照いただきますようお願い申し上げます。

いずれにせよ、ずっと以前から注目してきた「6月の関門」が、

いよいよ今週からはじまります。

うまく条件にはまれば、おいしいチャンスが来るかもしれませんので、

楽しみではあります。

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