(所要により、午前0時の更新です。短めに)

「期待」と「不安」のどちらが優勢かというと、

明らかに、じわりと後者のほうが勝りつつあります。

金は値上がり、原油は値下がり、為替も円高気味。

日経平均は一昨日、16300円台で失速してから、

戻り高値を更新できる見通しが遠ざかりつつあります。

強烈に売り込まれもしないのは、

全体的に各国当局から出る「材料待ち」だからでしょう。

週末に出て来る材料次第では、確かに急騰するかもしれませんが、

逆に言えば、先週から引っ張ってきた「期待」が切れたら、

いったいどうなるのか。

「あや戻し」の間に、様子見を決め込んでいた市場参加者も、

そろそろ臨戦態勢に入りつつあるようです。

現時点で、前号メルマガ(第96号:2月21日)での見立ては、

ほとんど変更する必要はないと思っていますが、

今日、明日に飛び出す材料をふまえた上で、

来週以降に何が起こり得るかを、

次号メルマガ(第97号:2月28日発行)で詳しく分析します。

政界のほうは臨戦態勢に入りつつあります。

民維合流の話は、両党関係者の多くにとっても、

ほとんど完全なサプライズだったようですし、

まだまだ越えるべ難関がいくつもあるようですが、

こういうことはいったん決まって動き始めたら、

思わぬモメンタムが働くことも多いものです。

そして、このサプライズに最も衝撃を受けているのは、

実は与党の人々のようです。

なにせ、「あの民主」が主導する野党再編ですから、

メディアも識者もシニカルなコメントが多いですが、

いくつかの信頼できるシミュレーションを見る限り、

世間の人々一般の印象とは違う結果が出ているようです。

こういうあたり、与党の人々は敏感です。

まさに「政界は一寸先が闇」です。

場合によっては、「安倍カレンダー」どころか、

与党関係者の将来的な身の振り方にまで影響を与えるかもしれず、

与党の人々は確実に臨戦態勢に入りつつあります。

これが、今年中盤以降の相場に決定的な影響を与えますので、

この話は、次号メルマガで詳しく書きます。

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