12月の「転機」。
(現在0時10分:本日も都合により、この時間に更新です)
「年末相場」のクライマックスに差し掛かりつつあります。
昨日の日経平均は反発。
日経先物は2万円にタッチ。現物はもう一歩届かず。
前号メルマガでは「2万円の攻防」と、
その上にまた設定したラインの間をゾーンとして、
「売り目線」での出動戦略について書いていましたが、
通常、先物の大台タッチから一度は反落するものですので、
打診として2回目のタッチの段階で売りでエントリーしました。
これはツイッタ―でもつぶやいたことではありますが、
板を見たら、20030円に厚い売りが控えていたというのもその理由です。
上昇の勢いが強いため、2万円突破後には上に走る可能性はありましたが、
これだけ厚い売りが待っていれば、いったんは2万円ラインまで押し戻され、
同値撤退くらいはできるだろうという読みがあったわけです。
実際、2万円タッチと同時に売りが雨あられと浴びせられたようです。
しかし、その売りを、買い方はかなりの程度吸収し、押し返しもしました。
朝方のブログでも書いたとおり、上昇の勢いがかなり強く、
反落しても19960円ラインで押し戻される展開が続き、
結局、午前と午後と3回にわたる2万円タッチが繰り返されました。
そして、引けにかけてようやく19960円を割り、
ナイトセッションでは19930円まで下落。
これで、欧米市場が弱ければ、19800円台なかば程度までは下げるかと、
ちょっと期待してみていたのですが、ツイッターでつぶやいたとおり、
欧州市場がまあまあ堅調に推移してきたことと、
それを受けて、再び19960円ラインまで押し戻されたのを確認して、
40円の値幅で利確して撤退しました。
前号メルマガで設定した「異常値」上限はもっと上ですし、
●●●の上昇にともなって「水準」自体も上がりつつあります。
「2万円ライン」を突破した後に、やや上に走る恐れもあると考え、
とりあえずは無理をしないでおこうと考えた次第です。
ナイトセッションでの日経先物は20020円まで伸びていますから、
NYで大きな波乱がなければ、明日には日経平均は現物で2万円にトライし、
そして2万円の水準を固めて、「もう少し上」の攻防に移る可能性があると、
いつもながら慎重に石橋を叩いて考えているわけです。
無論、いつもの通り、このあたりでの「売り玉」ならば、
やがて潮目が変わった後には救済される可能性が高いとは思いますが、
12月に連続して訪れる「転機」次第ではどういう波乱があるかわからず、
まだ、慎重姿勢を堅持したほうがいいというのが現時点での私の考えです。
週が明ければ12月。
10月後半に潮目が変わってから、11月は一本調子で伸びてきましたが、
12月には外部要因も、国内要因も大きく変化する可能性があります。
それらが、どういった「転機」につながり得るのか、
次号メルマガ(第84号:11月29日発行)でしっかり分析して、
今後のシナリオと戦略を練っていきたいと思います。
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旧ブログから全ての記事を、日経日足チャートを眺めながら、古い順に読み続けて、2014年11月まで来ました。
初めのうちは「へぇ、当たるものだなぁ」と思っていたのですが、昨年秋の乱高下、中期も短期も正確に的中させている内容に、正直なところ、「こんなブログが存在してよいのか」という恐怖のような感情を抱いています。
これまでの内容で最も気になったのは、昨年のメルマガに記載されたという「日本財政破綻時の生存/貨殖法」です。何かの機会に、メルマガに再掲していただけたら幸いです。
メルマガもブログも力が入っており負担が高そうで、時鳥様の健康面が心配です。何時までも活動を続けて欲しいという我欲からのもので申し訳ないのですが、末永く活動できますようご自愛下さい。
(時鳥メルマガ発行委員会註:
当該記事は「2014年総集編」に全文が再録されています。
よろしくご参照ください。