5月の衆院の攻防と、6月の株価シナリオ。
昨日の日経平均は反落。
ようやく回復した23000円ラインを割り、
「23000円ラインの攻防」となっていますが、
下落幅も42.03円と非常に小さいものにとどまり、
先週からの膠着感が継続しているといえます。
安倍政権は6月から「反転攻勢」をさらに強め、
特に経済面での「玉」を出すことを模索中です。
まだ政権の延命は確実とはいえない状況ですが、
それゆえに株高を政権浮揚の柱にしたいこともあり、
いろいろと大胆な噂も耳にするようになりました。
前号メルマガ(第213号:5月20日)のなかでは、
外交面での進展が株価にも先高感をもたらすという、
大きな仕掛けについてご紹介したところですが、
担当大臣は国会そっちのけでのめり込んでいます。
北朝鮮や中東をはじめとする海外の事情が、
波風穏やかでいくことが条件ではありますが、
安倍政権が健在で今後も「玉」を出し続けるならば、
もう一段の株高をもたらすことは確かに可能です。
ただし、政権はまだまだ「茨の道」です。
衆参両院とも野党側が審議拒否を封印しているため、
茂木大臣の不信任が軽くいなされた後、
超スピードで重要法案の審議が進んでいますが、
しかし、どうしても避けたかった予算委の開催は、
どこかの時点で受けざるを得ない状況です。
愛媛県の「新文書」の衝撃はやはり大きく、
再び政権の足下がよろめきつつありますし、
今日、財務省が提出する「決裁文書」のなかにも、
何らかの爆弾が潜んでいる恐れはありますので、
国会で政権が追及される機会があるたびに、
永田町全体は「まさか」に身構えています。
国会はまさに今、「ヤマ場」を迎えています。
明日からロシア訪問で「一時休戦」ですが、
その間にも国会での与野党の攻防は続いており、
審議日程をめぐるせめぎ合いが続いています。
政権側が5月中の衆院の攻防をしのぎ切れば、
また新しい地平が開けてくると思われますが、
新たに出てきた材料は政権にとって、
極めて不利であることも否定できないところです。
米朝双方が「揺さぶり」をかけあっていることで、
安倍総理が狙う「神風」の行方も気になります。
今週いっぱいの内外の情勢を踏まえた上で、
次号メルマガ(第214号:5月27日)のなかで、
6月の株価シナリオについて分析する予定です。
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