「超異常値」のまま大納会へ。
昨日の日経平均は大反発。
年末で商いが薄いところに、
米国株の急反発につられる形で、
日経平均も大きく買い戻されました。
一度、2万円ラインを回復した後、
利確の売りに押されそうになりましたが、
なんとしても2万円の水準を維持しようと、
強い意志のようなものが感じられたのは、
昨日のエントリーでの「期待」通りです。
2万円をキープして大納会を終えるか、
あるいは割って年を越すかというのは、
新しい時代を迎える国民心理の点から、
また、年末年始の政局への影響という点からも、
かなり重要なポイントではありますので、
今日一日の「粘り腰」も「期待」されます。
もっとも。
それでもこの「2万円ライン近辺」というのは、
本来ならあり得ない「超異常値」です。
この水準で年を越すことになるなど、
数週間前なら多くの人が信じなかった、
驚くような水準だったのではないでしょうか。
無論、今月の一連のメルマガなどで、
来年以降の展望を点検するにつけ、
先行きの暗さは覚悟されたわけですが、
世界秩序の維持に責任を持つべき人々が、
年末に自ら市場を大きな攪乱するのは、
確かにサプライズだったともいえます。
しかし、サプライズであれ何であれ、
この先に大きな不安がわだかまるからこそ、
「クリスマスショック」という驚愕の事態が、
日経平均を「崩落」させたことは、
肝に銘じておく必要はあるといえましょう。
こうして「超異常値」のまま年を越して、
新しい元号になる来年を迎えそうですので、
次号メルマガ(第245号:12月30日)で、
大発会の後の展望を述べて、
来年の方向性をいま一度検証する予定です。
本年もご愛読をありがとうございました。
皆様にとって素晴らしい来年になりますよう、
どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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