少なくとも老後資金に困ることはなくなるはずです
(現在0時30分:本日も所用につき、この時間に、短めに)
日経平均は堅調。
郵政3社上場の「ご祝儀」もあって、
休日前の急落を跳ね返し、戻り高値にトライしました。
もっとも引けにかけてはだいぶ値を消してしまい、
結局、陰線となって終わったことに一抹の不安を感じさせますが、
週末から来週にかけての波乱要因を無事に乗り切れば、
堅調な欧米市場に支えられた「年末相場」に至るの可能性はあります。
そのあたりの見立ては次号メルマガ(第81号:11月8日発行)で。
なんだか、良くも悪くも「決定打」のない状況で、
大きく下がる要素も、大きく上がる要素もなく、
株価が「正常値」の範囲内でうろうろしている間というのは、
「時鳥トレード」の出番はほとんどありませんので、
ただひたすらに来年、そしてそれ以降の長期の見立てのために、
情報を収集して、分析しています。
世界と日本に起こった、この20年の間の激動は凄まじいですが、
特にこの5年ほどの間に、日本の特定の産業、特定の地方は、
まるで別の国に来たかと思うほどの変化を遂げています。
先日もある地方の大都市と小都市を訪れ、
「アジア・太平洋経済圏」の実態について調査・取材をしましたが、
生き残るところと、取り残されるところはもう2極化してしまい、
その差はほとんど埋まらないというより、今後ますます開く一方でしょう。
確かに中国経済は「重症」ですし、韓国経済は極めて脆弱です。
そして、東南アジア諸国は常に危機に晒されていますし、
南アジアには信頼できる投資先がなかなか見当たりません。
しかし、それでも、「確かなこと」として挙げられるのは、
経済危機に陥ったとはいえ、中国、韓国の「富裕層」の収入は、
日本人の平均賃金をはるかに上回り、その数は増え続けていること。
そして、日本の人口は超長期的に半減していきかねない一方で、
東南アジア、南アジアの人口はまっすぐに倍増する勢いであること。
日本が得意としていたやりかた、すなわち、
貿易で黒字を稼ぎ、稼いだ金を外国に投資し、さらに投資利益を得るという、
高度経済成長期以来の「日本の黄金パターン」は、
かなり劇的に変容を迫られていることは間違いありません。
この流れを正確に読み切り、
・日本国内においては、今後、長期に生き残る企業や都市
・外国においては、今後、長期に成長が見込まれる企業や都市
に先駆けて投資をしたならば、
少なくとも老後資金に困ることはなくなるはずです。
「株価の天底を当てる」といったことばかり話題になっていますが、
私は、私のブログの真骨頂は、そうした超長期トレンドを読み切っての、
「時代を見る目」にあると考えています。
いずれにせよ、いくつかの地方都市で経済構造の大きなトレンドと、
投資家としての生き残り戦略を再確認してきましたので、
次号メルマガで詳しく分析させていただく予定です。
多くの方が、
「失敗しても、少なくとも老後資金には困らず、
当たれば、大富裕層になり上がる」
という投資をやりたいと考えておられると思いますが、
今、日本経済は巨大な変化の真っ只中にあることを考えれば、
それは十分に可能なことだと考えています。
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